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02月26日-01号

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  1. 奥州市議会 2016-12-26
    02月26日-01号


    取得元: 奥州市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-09
    平成28年  3月 定例会(第1回)          平成28年第1回奥州市議会定例会予定表日程月日議事等の順序摘要12月26日(金) 午前10時会議録署名議員の指名3名会期の決定28日間諸般の報告 (1) 議長報告 (2) 監査報告定期7件  例月3件請願の委員会付託総務1件  教厚0件 産経0件  建環0件市長の施政方針演述 教育委員長の教育行政方針演述 議案等の審議報告0件  即決4件 一括議題説明47件22月27日(土)休会 32月28日(日)休会 42月29日(月)常任委員会 53月1日(火) 午前10時市長並びに教育委員長の演述に対する質問 63月2日(水) 午前10時一般質問廣野富男議員、加藤清議員、菅原由和議員及川善男議員、内田和良議員73月3日(木) 午前10時一般質問飯坂一也議員、菊池利美議員、千葉正文議員、菅原明議員、阿部加代子議員83月4日(金) 午前10時一般質問佐藤邦夫議員、千葉敦議員、今野裕文議員、千葉悟郎議員高橋政一議員93月5日(土)休会 103月6日(日)休会 113月7日(月) 午前10時一般質問佐藤郁夫議員、及川佐議員、鈴木雅彦議員、菅原圭子議員123月8日(火) 午前10時議案の審議 133月9日(水) 午前10時議案の審議 予算審査特別委員会 143月10日(木)予算審査特別委員会 153月11日(金)予算審査特別委員会 163月12日(土)休会 173月13日(日)休会 183月14日(月)予算審査特別委員会 193月15日(火)予算審査特別委員会 203月16日(水)予算審査特別委員会 213月17日(木)予算審査特別委員会 223月18日(金)特別委員会 常任委員会 233月19日(土)休会 243月20日(日)休会(春分の日)253月21日(月)休会(振替休日)263月22日(火)特別委員会 常任委員会 273月23日(水)特別委員会 常任委員会 283月24日(木) 午前10時議案の審議 各委員長報告                一般質問通告書                        平成28年第1回奥州市議会定例会順位議席番号及び氏名質問の件名及び要旨答弁者13番  廣野富男1.まちづくりについて (1) 地域自治について (2) 総合計画について市長2.農業振興について   総合戦略における農業振興について市長213番  加藤 清1.まち・ひと・しごと創生総合戦略について   総合戦略の概要と目標達成に向けた基本的考えについて市長2.中山間地域等直接支払・多面的機能支払い制度について   両支払い制度の現状と課題について市長 農業委員会会長38番
     菅原由和1.公共施設マネジメントについて (1) 公共施設白書について (2) 公共施設等総合管理計画について (3) 公共施設マネジメントの取組について市長2.公民連携について (1) 公民廉家のあり方と現状について (2) 公民連携の推進について市長427番  及川善男1.県立高校再編計画について   県立高校再編計画に対する考え方について市長 教育委員長2.DIOジャパン問題について   DIOジャパン問題について市長3.指定管理制度について   指定管理制度の実態と課題について市長525番  内田和良1.18歳選挙権開始について   18歳選挙権開始に対する行政施策及び学校教育の今後について教育委員長 選挙管理委員長69番  飯坂一也1.観光振興について   観光施設の活性化に向けた取組みについて市長2.農業振興について   奥州市産の農産物の輸出について市長75番  菊池利美1.独居老人の緊急時の対応について (1) 独居老人の人数について (2) 見守り体制について (3) 緊急時の対応について市長2.消防団員確保対策について   消防団への側面支援について市長812番  千葉正文1.観光振興について (1) 観光振興における役割分担について (2) みずさわ観光物産センターの有効活用について市長917番  菅原 明1.診療所の位置づけと運営体制等について   診療所の運営体制について市長 病院事業管理者2.総合支所の充実策について   総合支所の体制について市長1014番  阿部加代子1.子供の予防接種について   B型肝炎ワクチンの定期接種化について市長2.障がい児・者への支援について   病院等への受診、がん検診等へのサポート体制について市長3.18歳選挙権について (1) 投票権の空白の解消について (2) 投票所について選挙管理委員長1124番  佐藤邦夫1.ふるさと納税を活用した(仮称)先人記念館建設について (1) 高野長英・後藤新平・齋藤實3偉人記念館の現状について (2) 今年度のふるさと納税について (3) 更に多くの寄付を頂く方法について市長2.二元代表制度を最大限生かす行政について (1) 市長の考え方について (2) 議会改革について市長122番  千葉 敦1.子育て支援について (1) 乳幼児保育について (2) 公立幼稚園・保育所施設の再編について市長2.鳥獣被害について   鳥獣被害の現状と対応策について市長1322番  今野裕文1.医療政策について   地域医療構想について市長2.企業政策について   中小企業振興条例と公契約条例について市長3.地方創生事業について   地方創生事業について市長1419番  千葉悟郎1.協働のまちづくりについて   「地区センター指定管理者制度」について市長2.ゴミ減量化対策について   ゴミ減量化対策について市長3.街路灯対策について   街路灯対策について市長4.水沢江刺駅の駐車場について   水沢江刺駅の駐車場について市長1510番  高橋政一1.子供の貧困について (1) 子供の貧困の状況把握について (2) 子供に対する支援の現状と今後の在り方について市長 教育委員長2.第2期地域福祉計画について (1) 第1期地域福祉計画の達成状況と課題について (2) 第2期地域福祉計画の重点と社会福祉協議会との連携について市長1611番  佐藤郁夫1.国際リニアコライダー(ILC)について (1) 国際情勢について (2) 建設スケジュールについて (3) まちづくりビジョンについて市長2.奥州市過疎地域自立促進計画について (1) 計画概要について (2) 主要事業について市長176番  及川 佐1.まちづくりについて   地区振興会の役割について市長2.地域自治区について   地域自治区と地域協議会について市長181番  鈴木雅彦1.奥州市の地域医療いついて (1) 地域医療構想への対応について (2) 公立病院改革プランの見直し結果について市長 病院事業管理者197番  菅原圭子1.前沢区内の黒水対策について (1) 黒水が出ている原因と対策について (2) 市民への対応の現状について (3) 黒水解消の見通しについて市長2.合併10年を迎えての今後の奥州市について (1) 自治基本条例と住民自治について (2) 各種委員会・協議会の在り方、開催及び解散について市長          平成28年第1回奥州市議会定例会会議録(第1号)議事日程第1号                      平成28年2月26日(金)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定                              (議会運営委員長)第3 諸般の報告第4 請願の委員会付託第5 平成28年度奥州市施政方針(市長演述)第6 平成28年度奥州市教育行政方針教育委員長演述)第7 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第8 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第9 諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第10 諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第11 議案第1号 地域自治区の設置期間を変更する条例の制定について第12 議案第2号 奥州市消費生活センターの組織及び運営等に関する条例の制定について第13 議案第3号 奥州市行政不服審査会条例の制定について第14 議案第4号 行政不服審査法の全部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について第15 議案第5号 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について第16 議案第6号 奥州市税条例の一部改正について第17 議案第7号 奥州市手数料条例の一部改正について第18 議案第8号 江刺地域スポーツ広場条例の一部改正について第19 議案第9号 奥州市生活改善センター条例の一部改正について第20 議案第10号 衣川下請等施設条例の一部改正について第21 議案第11号 奥州市道路占用料徴収条例及び道路法等の適用を受けない公共用財産の管理に関する条例の一部改正について第22 議案第12号 奥州市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について第23 議案第13号 奥州市住民投票条例の一部改正について第24 議案第14号 奥州市地区センター条例の一部改正について第25 議案第15号 奥州市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について第26 議案第16号 奥州市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について第27 議案第17号 下笹森身近な運動広場条例の廃止について第28 議案第18号 衣川ヘリポート条例の廃止について第29 議案第19号 あっせんの申立てに関し議決を求めることについて第30 議案第20号 北股辺地に係る公共的施設の総合的な整備に関する財政上の計画の変更に関し議決を求めることについて第31 議案第21号 奥州市過疎地域自立促進計画の策定に関し議決を求めることについて第32 議案第22号 市道路線の廃止及び認定並びに区域内における金ケ崎町道の路線の認定の承諾について第33 議案第23号 平成27年度奥州市一般会計補正予算(第9号)第34 議案第24号 平成27年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)第35 議案第25号 平成27年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)第36 議案第26号 平成27年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第3号)第37 議案第27号 平成27年度奥州市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)第38 議案第28号 平成27年度奥州市下水道事業特別会計補正予算(第4号)第39 議案第29号 平成27年度奥州市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)第40 議案第30号 平成27年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)第41 議案第31号 平成27年度奥州市バス事業特別会計補正予算(第1号)第42 議案第32号 平成27年度奥州市米里財産区特別会計補正予算(第2号)第43 議案第33号 平成27年度奥州市水道事業会計補正予算(第3号)第44 議案第34号 平成27年度奥州市病院事業会計補正予算(第2号)第45 議案第35号 平成28年度奥州市一般会計予算第46 議案第36号 平成28年度奥州市国民健康保険特別会計予算第47 議案第37号 平成28年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算第48 議案第38号 平成28年度奥州市介護保険特別会計予算第49 議案第39号 平成28年度奥州市簡易水道事業特別会計予算第50 議案第40号 平成28年度奥州市下水道事業特別会計予算第51 議案第41号 平成28年度奥州市農業集落排水事業特別会計予算第52 議案第42号 平成28年度奥州市浄化槽事業特別会計予算第53 議案第43号 平成28年度奥州市バス事業特別会計予算第54 議案第44号 平成28年度奥州市米里財産区特別会計予算第55 議案第45号 平成28年度奥州市水道事業会計予算第56 議案第46号 平成28年度奥州市病院事業会計予算第57 議案第47号 平成28年度奥州市国民宿舎等事業会計予算---------------------------------------本日の会議に付した事件第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定                              (議会運営委員長)第3 諸般の報告第4 請願の委員会付託第5 平成28年度奥州市施政方針(市長演述)第6 平成28年度奥州市教育行政方針教育委員長演述)第7 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第8 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第9 諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第10 諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第11 議案第1号 地域自治区の設置期間を変更する条例の制定について第12 議案第2号 奥州市消費生活センターの組織及び運営等に関する条例の制定について第13 議案第3号 奥州市行政不服審査会条例の制定について第14 議案第4号 行政不服審査法の全部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について第15 議案第5号 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について第16 議案第6号 奥州市税条例の一部改正について第17 議案第7号 奥州市手数料条例の一部改正について第18 議案第8号 江刺地域スポーツ広場条例の一部改正について第19 議案第9号 奥州市生活改善センター条例の一部改正について第20 議案第10号 衣川下請等施設条例の一部改正について第21 議案第11号 奥州市道路占用料徴収条例及び道路法等の適用を受けない公共用財産の管理に関する条例の一部改正について第22 議案第12号 奥州市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について第23 議案第13号 奥州市住民投票条例の一部改正について第24 議案第14号 奥州市地区センター条例の一部改正について第25 議案第15号 奥州市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について第26 議案第16号 奥州市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について第27 議案第17号 下笹森身近な運動広場条例の廃止について第28 議案第18号 衣川ヘリポート条例の廃止について第29 議案第19号 あっせんの申立てに関し議決を求めることについて第30 議案第20号 北股辺地に係る公共的施設の総合的な整備に関する財政上の計画の変更に関し議決を求めることについて第31 議案第21号 奥州市過疎地域自立促進計画の策定に関し議決を求めることについて第32 議案第22号 市道路線の廃止及び認定並びに区域内における金ケ崎町道の路線の認定の承諾について第33 議案第23号 平成27年度奥州市一般会計補正予算(第9号)第34 議案第24号 平成27年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)第35 議案第25号 平成27年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)第36 議案第26号 平成27年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第3号)第37 議案第27号 平成27年度奥州市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)第38 議案第28号 平成27年度奥州市下水道事業特別会計補正予算(第4号)第39 議案第29号 平成27年度奥州市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)第40 議案第30号 平成27年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)第41 議案第31号 平成27年度奥州市バス事業特別会計補正予算(第1号)第42 議案第32号 平成27年度奥州市米里財産区特別会計補正予算(第2号)第43 議案第33号 平成27年度奥州市水道事業会計補正予算(第3号)第44 議案第34号 平成27年度奥州市病院事業会計補正予算(第2号)第45 議案第35号 平成28年度奥州市一般会計予算第46 議案第36号 平成28年度奥州市国民健康保険特別会計予算第47 議案第37号 平成28年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算第48 議案第38号 平成28年度奥州市介護保険特別会計予算第49 議案第39号 平成28年度奥州市簡易水道事業特別会計予算第50 議案第40号 平成28年度奥州市下水道事業特別会計予算第51 議案第41号 平成28年度奥州市農業集落排水事業特別会計予算第52 議案第42号 平成28年度奥州市浄化槽事業特別会計予算第53 議案第43号 平成28年度奥州市バス事業特別会計予算第54 議案第44号 平成28年度奥州市米里財産区特別会計予算第55 議案第45号 平成28年度奥州市水道事業会計予算第56 議案第46号 平成28年度奥州市病院事業会計予算第57 議案第47号 平成28年度奥州市国民宿舎等事業会計予算---------------------------------------出席議員(27名)      議長  佐藤修孝君      1番  鈴木雅彦君      2番  千葉 敦君      3番  廣野富男君      4番  佐藤 洋君      5番  菊池利美君      6番  及川 佐君      7番  菅原圭子君      8番  菅原由和君      9番  飯坂一也君      10番  高橋政一君      11番  佐藤郁夫君      12番  千葉正文君      13番  加藤 清君      14番  阿部加代子君      15番  中西秀俊君      16番  小野寺隆夫君      17番  菅原 明君      18番  中澤俊明君      19番  千葉悟郎君      20番  藤田慶則君      22番  今野裕文君      23番  渡辺 忠君      24番  佐藤邦夫君      25番  内田和良君      27番  及川善男君      28番  小野寺 重君---------------------------------------欠席議員(0名)---------------------------------------説明のための出席者    市長                   小沢昌記君    副市長                  江口友之君    監査委員                 松本冨二朗君    教育委員長                高橋清融君    教育長                  田面木茂樹君    選挙管理委員会委員長           原田 守君    農業委員会会長              阿部恒久君    病院事業管理者              柏山徹郎君    総務企画部長               高梨 稔君    行財政改革推進室長            及川哲也君    国体推進室長               千葉敏明君    財務部長                 佐々木 仁君    協働まちづくり部長            藤原佐和子君    市民環境部長               佐藤守男君    商工観光部長               伊藤嘉啓君    農林部長                 菅原千秋君    健康福祉部長               千葉正義君    都市整備部長               佐藤 良君    会計管理者                鈴木美喜子君    水道部長                 及川勇孝君    医療局経営管理部長            鈴木良光君    教育委員会教育部長            大内 薫君    江刺総合支所長              橋本正栄君    前沢総合支所長              阿部敏秋君    胆沢総合支所長              藤田 司君    衣川総合支所長              佐々木慶一君---------------------------------------事務局職員出席者    事務局長                 菊池敏彦君    事務局次長                佐藤教雄君    議事調査係長               菅原幸一君---------------------------------------議事               午前10時02分 開議 ○議長(佐藤修孝君) これより平成28年第1回奥州市議会定例会を開会いたします。 出席議員は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第1号をもって進めます。--------------------------------------- ○議長(佐藤修孝君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、10番高橋政一議員、11番佐藤郁夫議員、12番千葉正文議員、以上の3名を指名いたします。--------------------------------------- ○議長(佐藤修孝君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 議会運営委員長の報告を求めます。16番小野寺隆夫議員。          〔16番小野寺隆夫君登壇〕 ◆16番(小野寺隆夫君) 16番小野寺です。議会運営委員長報告を行います。 2月19日招集告示されました今期定例会の議会運営について、2月23日午前10時から第1委員会室において議会運営委員会を開催し、市長より送付されました議案等については総務企画部長等から、団体等から提出をされました請願については議会事務局長から説明を聴取するなどして、慎重に検討いたしました。 その結果、今期定例会の会期はお手元に配付した予定表のとおり、本日から3月24日までの28日間とすべきものと決しました。何とぞ当委員会の決定どおり議決くださいますようお願い申し上げ、委員長報告を終わります。 ○議長(佐藤修孝君) 質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) 質疑なしと認めます。 委員長報告は、今期定例会の会期は本日から3月24日までの28日間とするものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) ご異議なしと認めます。よって、会期は28日間と決しました。--------------------------------------- ○議長(佐藤修孝君) 日程第3、諸般の報告を行います。 行事、会議等の出席に係る議長報告及び監査報告は、お手元に印刷配付のとおりであります。 これに対し質問ありませんか。14番阿部加代子議員。 ◆14番(阿部加代子君) 14番阿部加代子です。 監査委員の皆様には、常日ごろから慎重に監査を遂行していただきまして、敬意を表するところでございます。 今回の監査報告書でございますけれども、特にも多くの監査委員からのご指摘をいただいております。そこで、監査委員長のほうにお伺いをしたいというふうに思います。 まず、3ページでございますけれども、国民宿舎サンホテル衣川荘、監査結果のところでございますけれども、(1)「契約書に記載すべき事項を記載していないものが9件、発注・業者選定の手続のないものが4件」改善されたいと。また、「勤務条件通知書に記載している事項に誤りがあるものが多数あるなど、的確さを欠く事務処理が見受けられた」ということでございます。 サンホテル衣川荘に関しましては、以前より、勤務条件とか、そういう事務において大変指摘がされまして、改善されるというようなご報告もいただいておりましたけれども、今回また指摘を受けているということでございますので、その状況についてお伺いをしたいというふうに思います。 また、5ページでございますけれども、市民環境部に関してですが、生活環境課で「見積徴収起案に予定価格に関する記述がないものが6件、長期継続契約の指名通知書に長期継続契約に係る必要事項の記載がないものが6件あるなど」改善されたいということで指摘を受けておりますので、この点について。 それから、10ページ、病院関係でございますけれども、各病院、指摘を受けております。 (1)総合水沢病院、「契約事務において、契約書の記載事項に誤りがあるなど契約書に不備があるものが10件、業者選定の起案がないなど業者選定手続に不備があるものが5件」、(2)まごころ病院、「契約書に記載すべき事項を記載していないなど契約書に不備があるものが8件、契約見込額の積算内容が不明確なものが7件」で改善されたいと。また、「年次休暇処理票に記載誤りがあるなど年次休暇申請手続に不備があるものが7件、時間外勤務命令簿に記載誤りなどが4件」ということで改善されたいと。また、(3)前沢診療所におきましても、「見積書に代表者印が押印されていないなど見積書に不備があるものが8件、予定価格の作成が遅い」、遅いというのも何か、大変いかがなものかと思いますけれども、「予定価格書に不備があるものが4件」、「行政財産使用料の調定に当たり、使用許可後11カ月経過してから調定しているものが1件、26万5,480円」であったものを改善されたいと。それから、「時間外勤務命令簿の記載誤り」ということで不備がある12件を改善されたいというふうに指摘をいただいております。 また、12ページには、財務部が指摘を受けております。 「契約事務において、契約書の記載事項、添付書類に不備があるものが6件、見積書に代表者印が押印されていないなど見積書に不備があるものが5件、契約書の金額に誤りがあるものが2件あるなど、適切さを欠く事務処理が見受けられたので」改善されたいと。 特にも財務部への指摘は、行政事務への不信が大きくなるというふうに懸念をされますので、まず内容について、監査委員長にお伺いをいたしたいというふうに思います。 ○議長(佐藤修孝君) 松本監査委員。 ◎監査委員(松本冨二朗君) それでは、今回の監査の結果報告についてのご質問でございますので、お答えを申し上げたいと思いますが、順を追ってご説明を申し上げたいと思います。 まず、国民宿舎サンホテル衣川荘でございますが、衣川荘におきましては企業会計を導入してございまして、はっきり申し上げて、なかなか市の財務規則とマッチしない部分があろうかと思いますが、我々監査委員としては、市の財務規則にのっとった監査をしてございますので、その都度、企業会計の部分と市の財務会計部分との調整を図りながら対応してほしいということを、毎年度お話ししてございます。かなり改善されておりますし、担当部においても、随時、向こうと協議をしながら市の財務局に合ったような内容で取り計らっているというのが近年の状況でございますが、まだこのような指摘が数多くございます。ただ、ここ数年、かなりよくなってございまして、改善されているというふうに全体的には判断してございます。 それで、まず1つは、契約事務でございます。これは9件とありますけれども、1つは契約保証金の免除条項の誤りというのがございます。これは、契約保証金の免除の根拠であります財務規則第134条の誤りということで、これは、はっきり申し上げて単純な誤りだろうというふうに考えておりますし、それから相手方の行為に対する市の解除権を記述している条項に市側の行為を別記していないと、これも申し上げれば単純なミスであろうと思ってございます。 それから、自動更新条項等が盛り込まれていないということで、予算の裏づけがないまま翌年度以降の契約は締結できないということでございますので、この条項については盛り込むべきではないだろうというような判断をしてございます。 それから、発注業者の選定手続のないものというのが4件ございまして、これは、書類上、発注起案、契約締結の起案がないというものでございまして、これは、問い合わせをいたしましたところ、施設のほうにあったということで、その後、我々は確認してございます。 服務においても、数多くの指摘がありました。衣川荘の従業員の就業規則、取り扱い要領もつくって雇用しておりますけれども、非常勤職員、これらの取り扱いを法に基づく様式を使用していないと。様式があるわけですが、その様式を使用しないで対応しているというのがございますし、それから衣川従業員の就業規則に記載されている従業員の区分でない職員を雇用していると。これは全件でございます。福祉課、支配人、部長を含めて、これは規則に合った区分とすべきだという指摘でございます。 以上が衣川荘でございます。 それから、市民環境部につきましては、契約事務においては昨年度も指摘でありましたから、今年度も同じような指摘があったということで、これはきつくお話をしてございます。見積徴収起案に予定価格に関する記述がないということで、これは基本的なものでございます。ですので、財務規則第127条の規定による書面等を記載するのであれば、する側の記述も必要だということで指摘をしてございます。 それから、長期継続契約の指名通知書に長期継続契約に係る必要事項の記載がないと。これも、財務規則を見れば当然あるべきものだということで判断できるわけですが、こういうミスがあったということで、これも指摘をしてございます。 医療局でございます。 最初に、水沢総合病院。契約事務においては前年度も指摘でございましたが、今年度もそのような指摘があったということで、これも我々監査委員の指摘を十分考慮してほしいという話をしてございます。大きなものでは支払遅延利息の誤りが3件ございましたし、仕様書、物品を発注する場合にこのようなものを買いたいという仕様書があるわけですが、契約書に、仕様書に記載されていないような物品もあったと。ですから、これは、変更があった場合は、これらをつけ加えるべきであろうという話をしてございますし、契約請書に別記の契約条項がないと。そのような、これについては単純なミスであろうと思いますが、監査としては、添付すべきものだということで指摘してございます。 それから、業者選定に手続の不備があったということで、発注起案とか業者選定の手続がないまま起案されていると。手続の起案がないというのが、これは大きな問題であろうと思いますけれども、このようなものが1件ございました。これは大きな指摘でございます。 それから、入札参加資格者名簿に記載されていない業者を指名していると。これも大きな問題であろうと思いますので指摘をしてございます。 それから、もう一つ、名簿登載業者全てを指名していないと。これはいろんな対応があると思いますが、我々の指摘としては、やはり全業者を指名すべきだという指摘でございます。いろんな病院側の事情があろうと思いますけれども、監査委員としてはそのような指摘をしてございます。 それから、まごころ病院でございますが、契約書に不備があるものが8件、それから契約見込額の積算内容が不明確なものということで15件ほどございましたけれども、これも財務規則等を見ればわかるわけですが、自動更新条項が盛り込まれているとか、契約保証金の免除条項の記載がないとか、契約期間に誤りがないとか、見積書にない項目の金額が記載されているということで、これは契約書を点険すれば、担当者であればすぐ気づく部分であろうと思いますが、このような小さなミスもございました。 それから、服務については、これも担当者が十分目を通せばわかるわけですが、請求期間の誤り、時間数の誤り、そういうものがもろもろございまして、このような内容になってございます。 それから、前沢診療所につきましては、契約事務、服務事務においても、前年度は文書注意でありましたけれども、今年度も同じような誤りをしているということで指摘等をしたものでございます。契約事務につきましては、これも担当者が目を通せば十分わかるわけですが、見積書に不備があるということで、相手方の代表印がないとか、市長の名前が間違っておったとか、こういう指摘でございます。 それから、予定価格表に不備があるということで、予定価格書の作成が遅い、見積もり期限の記載誤り、このようなものがもろもろございまして、大きな部分ではございませんが、初歩的な誤りということで十分注意をしてございます。 それから、財産運用課、契約事務においては、前年度は文書注意でありました。同じような誤りがあるということで、今年度は指摘としたものでございまして、これも担当者が十分精査をすれば気づくだろうというふうに私は思っていますけれども、契約書の記載事項、添付書類の不備があるということで、仕様書記載の数量の誤りとか、自動更新条項が盛り込まれていると。これは、法が変わって、自動更新条約は特別なものがない限り、これを盛り込まないということ、これは職員であれば十分わかっているはずでございますが、まだその条項が盛り込まれている部分がございます。それに、契約保証金に関する事項の記載がないということで、これも契約上は基本的な部分であろうと思いますが、このようなものもございました。 それから、見積書に不備があるということで、これも基本的ですが、代表者の印がないとか、見積書の日付が誤りがあったとか、それに見積書に消費税に係る記載がないというようなもろもろの指摘でございまして、担当者並びに上司の方々は、この辺の基本的なことを十分頭に入れながら決裁をするのが当然だろうというふうに私は思っておりまして、今回このような指摘となったものでございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤修孝君) 14番阿部加代子議員。 ◆14番(阿部加代子君) 14番阿部加代子です。 監査委員長から、今、細かくご説明いただきました。これらの内容を指摘を受けまして、各担当部・課におきまして、どのように反省をされて、今後の改善をどのようにされるのか、お伺いをしたいというふうに思います。 特にも毎年、前年に文書注意を受けて今回指摘というようなこととか、サンホテル衣川荘につきましては企業会計と市の会計の違いというところはあるとは思うんですけれども、ここも何度も指摘をされておりまして、担当部としては応援をするといいますか、指導するということになっていたと思いますが、それが改善をされていないということでございますし、特にも契約に関するもの、服務に関するもののご指摘が多かったかというふうに思いますけれども、服務に関しましては、指摘されたとおりに正しく事業に対してお支払いができていたのかどうか、各担当部・課からお伺いをしたいと思います。 そして、このように契約の基本的なところの指摘を受けているわけでございますので、やはり契約におきましては、透明性、公平性、平等性とかをしっかりと市の事務としてやっていただかなければ市民から信頼を得ることはできないというふうに思いますので、ご答弁をいただきたいというふうに思います。 ○議長(佐藤修孝君) 14番議員に申し上げますが、監査委員に対する質問でございまして、担当当局の質問は控えていただきたいと思います。 ◆14番(阿部加代子君) いただけないということですか。 ○議長(佐藤修孝君) あくまで、監査委員への質問ということでございます。 14番阿部加代子議員。 ◆14番(阿部加代子君) 14番阿部加代子です。 ということは、各担当課からはご答弁いただけないということでございますので、監査委員といたしまして、今のこれらの監査報告書につきましてさらに何かご指導をいただける部分がございましたらばと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤修孝君) 松本監査委員。 ◎監査委員(松本冨二朗君) 監査結果については、各部署にその都度、指摘事項ということで通知をしてございまして、各部署から処理状況、改善措置等についての報告も受けております。今後は適切に処理しますというのが大部分の回答ではございますが、我々も、監査委員3名が各部長、課長に対して、このような指摘があった、指摘があるよということで、面談の上、十分注意するよう指摘をしているところでございまして、直った部分があり、二、三年後にはまた復活するという繰り返しもあるようでございますけれども、部長、課長には、担当者の十分な勉強をさせてほしいということもお話ししてございますし、また、件数からいくとかなり減ってはおります。 服務についても、やはり改善されているところはございますが、担当者がかわると、どうしてもまた同じような誤りが出てくるということで、我々はその課題、成果をお話ししているんですが、財務の勉強会とか、服務の講習会のようなものを毎年度行ってほしいということでお話ししてございまして、毎年度1回、2回あるようではございますが、毎年度担当者がかわるたびにこのような誤りがあるということでございますので、全職員については、やはりどこのほうの部署に行っても基本的なことは守ってほしいというのが私たちの考えでございますので、そのように今後も指導・指摘をしてまいりたいと思います。 衣川荘については、かなり担当部署の指導がございまして、件数からいっても、内容からいっても、よくなってはございますが、先ほど冒頭申し上げましたとおり、企業会計という対応をしてございますので、なかなか市の財務規則とマッチさせるのは難しい部分があろうかと思いますが、それもかなり工夫をしながら、内規的な処理をしながらということでやってございますので、改善の方向に向かっていると。 それから、病院会計につきましても、医療局ができたということで、件数からいけばかなり減ってございますので、今後もこのような件数が少なくなるよう、こういうことがないような対応を熱望するものでございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤修孝君) 11番佐藤郁夫議員。 ◆11番(佐藤郁夫君) 関連して監査委員にお聞きをいたします。 個別について、このようにいっぱい出ますと、後は決算委員会でいろいろやることになると思うんですが、まず、とりあえず監査委員にきょうしたいんですが、内容について細かく説明をいただきましたが、昨年は文書注意、文書での指摘、その次は指摘したということですが、私、勉強不足で申しわけないんですが、文書指摘の次は指摘、その次はどうなっていくものかということが1つ。それから、去年もということで、改善は、件数は減ったということですが、個別に見ますとちょっと問題がある指摘だなという部分がかなりございます。したがって、それは決算委員会でやりますが、何といいますか、監査委員が去年もやりましたよと、しかし直っていませんねと、その指導の部分をどうしたかということについて、いってみれば2点ですが、お聞きをしたいと思います。 ○議長(佐藤修孝君) 松本監査委員。
    ◎監査委員(松本冨二朗君) 市の監査指摘につきましては、県の監査要綱に準じた対応をしてございまして、大きくは文書注意と指摘でございます。もろもろのものは口頭、事務局長通知ということでお話ししますが、公には2つの対応でございます。 文書注意というのは、1つの事業についての誤り、指摘が10件以上あったもの。それから、1件であっても契約事務のように重要なものについては文書指摘というようなことで指摘してございますし、それ以上大きくなってきますと文書指摘と。本来であれば、昨年度文書注意であって、今年度の件数からいっても文書注意であろうというような対応を、従来はとってまいりましたけれども、昨年度からは文書注意しても次年度も同じような誤りがあったということで、これは1ランク上げるべきだという我々監査委員の判断で、指摘という対応をとらせてもらっておりますし、先ほど言ったように、口頭での注意、指摘も部長、課長には行っておりますので、何とか小さな誤りから重要な誤りについての精査をお願いをしたいものだと思っています。 それから、指導ということでございますが、監査委員には指導をする権限がございませんので、その都度、総務課、契約事務等については財政部、それから小さな誤り等については会計管理者のほうにお願いをしながら、その都度、その方々から指摘をいただいているというのが現状でございます。 以上です。 ○議長(佐藤修孝君) 11番佐藤郁夫議員。 ◆11番(佐藤郁夫君) おおむね了解はしましたが、そこで文書指摘した場合に、それに基づいて再度聞き取りとか、調査をするということになると思うんですが、いわゆるやりとりです。そして、あくまでも監査の指摘ということになるわけですが、そういうことでやりとりをして、指摘をしましたと。監査委員の役目とすれば、それで終わりということになるものでしょうか。その点だけお聞きをして終わります。 ○議長(佐藤修孝君) 松本監査委員。 ◎監査委員(松本冨二朗君) 最初に、我々、年に1回、先進地の監査研修に岩手県全体で出向いておりますけれども、とある市では、1つの指摘について解決するまで何年かかっても監査をしていくというような事例がありましたが、奥州市については、先ほど申し上げましたとおり、指摘を受け、指摘をし、口頭注意をし、後は担当部署に任せるという対応でおりますので、これらについても、代監、それから佐藤監査委員等については手ぬるいというお話がございますけれども、まだそこまで、何とか訂正になるまで追い詰めていくという方法はとってございません。 以上でございます。 ○議長(佐藤修孝君) 質問を終結いたします。 なお、今期定例会に提出のため市長より議案等51件の送付を受けております。 これをもって報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(佐藤修孝君) 日程第4、請願の委員会付託を行います。 今期定例会において期日までに受理した請願は1件であります。 請願の紹介議員から説明を求めます。          〔14番阿部加代子君登壇〕 ◆14番(阿部加代子君) 14番阿部加代子です。 請願第21号、人種差別を扇動するヘイトスピーチを禁止し法律の制定を求める請願について、紹介議員を代表してご説明を申し上げます。 趣旨を読み上げまして、説明にかえさせていただきます。 人種差別を扇動するヘイトスピーチを禁止し法律の制定を求める請願。 春寒の候、貴議会におかれましては、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。 平素は、地域住民の生活向上と人権擁護のために誠心誠意ご尽力されている貴職に対し、心より敬意を表する次第です。 さて、ご存じのようにここ数年来、主に在日韓国人を標的としたヘイトスピーチ(差別扇動)デモが日本各地で頻繁に起こっています。とりわけ「朝鮮人を皆殺しにせよ」「不逞鮮人追放」「大虐殺するぞ」「良い韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ」などの聞くに堪えない暴言に対し、私たちは耐えがたい恐怖を感じています。 ヘイトスピーチを行う団体はいわゆるネット右翼や新興の右派団体です。繁華街を拡声器を使って怒声を飛ばしながらレイシズム的表現で憎悪を煽る彼らの一連の言動は、日本の社会問題として深刻化しています。日本の各界におきましても、あまりにも常軌を逸した彼らによる人種差別を憂慮し規制を求める声が上がっており、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、国際社会においても問題視されているのが現状です。 私たちはこれらのことを重く捉え、在日韓国人をはじめとする外国人住民の生命と安全を脅かすヘイトスピーチ・ヘイトクライムが一日も早く根絶されるよう、貴議会に対し速やかな解決に向けたご協助を願い、以下の様に請願する次第です。 請願内容。 1、内閣総理大臣と国会を始めとした関係行政庁に対し、人種差別・民族差別を煽るヘイトスピーチなどを法律で禁止することを求める意見書を提出してください。 2、日本国が批准を留保している人種差別撤廃条約第4条(a)(b)に関し、その留保を撤回するよう、内閣総理大臣と国会を始めとした関係行政庁に働きかけてください。 請願趣旨。 ①ヘイトスピーチは、人種差別を煽る「犯罪行為」です。 ②ヘイトスピーチは、特に韓国人住民にとっては大きな脅威であり、教育上、子どもや青少年に悪影響を与えています。 ③京都地裁・大阪高裁が在特会による街宣は「人種差別」と認定し、賠償命令を下しています。 ④彼らの言動は日本社会の問題であり、ヘイトスピーチの放置が東京オリンピックを始めとした国際交流事業に与える影響が憂慮されます。 ⑤国連・自由権規約委員会および人種差別撤廃委員会が日本に勧告をしています。 ⑥ヘイトスピーチは国際社会では処罰対象となっています。 以上。 何とぞ趣旨をご理解いただき、採択いただけますようお願いを申し上げ、説明を終わらせていただきます。 ○議長(佐藤修孝君) この請願については、お手元に印刷配付しております請願文書表のとおり、会議規則第140条第1項の規定により、所管の常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- ○議長(佐藤修孝君) 日程第5、平成28年度奥州市施政方針(市長演述)を行います。 市長より発言の許可を求められておりますので、これを許可いたします。小沢市長。          〔市長小沢昌記君登壇〕 ◎市長(小沢昌記君) 本日ここに、平成28年第1回奥州市議会定例会の開会に当たり、平成28年度の市政運営の基本方針及び主要な施策についての所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民皆様のご理解とご協力をお願いするものでございます。 去る2月20日に奥州市誕生10周年記念式典を開催いたしました。これまでの10年のまちづくりは、合併した旧5市町村行政の継続性を強く意識し、尊重しながら、財政の健全化、協働のまちづくりの推進を基本に、合併効果を十分に発揮できる組織体制の構築や行政執行基準の統一など、多くの課題に全力で取り組んでまいりました。 また、平成20年の岩手・宮城内陸地震、平成23年の東日本大震災と二度の天災に見舞われましたが、全市民一丸となって発揮された力により乗り越えることができたものと、心から感謝申し上げます。 奥州市の将来を展望するとき、いまだに課題は山積しておりますが、市民力を結集することにより必ず乗り越えられると確信をしております。今にとどまることなく未来志向で、協働の力を原動力に、希望の光り輝く奥州市をつくり上げていこうではありませんか。 さて、本年の施策の方向であります。 まちづくりの根本に据える協働は、第2ステージであります。地区センター指定管理者制度が先行して16地域でスタートするほか、将来を見据えた提案を持ち寄り、事業化に向けて話し合う「協働の提案テーブル」を正式に運用いたします。 さらに、地域自治組織、NPOなど、多くの市民公益団体が協働のパートナーとして元気ある地域づくりを進めるため、主体的に自治力、経営力、協働力を高めるようさまざま支援し、協働の裾野を広げてまいります。 平成28年度の予算総額は595億780万円で、前年度当初予算と比較し、1億5,250万円の増となっております。歳入は、市税収入において景気の回復の兆しが見られるものの、一般財源の確保は依然として厳しい状況であります。一方、歳出は、胆沢統合中学校建設、岩手国体の開催、奥州市版総合戦略など、喫緊の課題への対応が求められております。 そこで、プライマリーバランスの堅持を原則としながら、これまで措置してこなかった歳入の一部に財政調整基金の取り崩しを行うことといたしました。これは、財政計画において説明してきた見通しの流れに重なるところです。定員適正化計画の実施による人件費の抑制に限界が感じられる中、社会保障関連経費、老朽化した施設の修繕経費、新たな行政需要や住民要望の経費などの捻出には一層厳しいものがあります。 奥州市の将来を担う若者や子供たちに、大きな負担や借金を負わせることはできません。奥州市の持続的な発展を見据え、財政の健全化をなし遂げる必要があります。そのためには行財政改革を不断に進めてゆかなければなりません。人口減少、少子高齢化などの社会情勢の大きな変化や新たな行政ニーズに適切に対応するために、常に組織及び運営の合理化を推し進めることは、行政としての責務であると考えます。変化に対する抵抗や戸惑いがあることも承知しておりますが、ご理解をいただくための丁寧な説明と情報発信に努めてまいります。 また、第2次定員適正化計画に基づく職員数の削減や事務事業、公の施設の見直しなど、組織・人・仕事の一体的な見直しに、渾身の力を振り絞ってまいります。 本年は、復興国体と銘打った「希望郷いわて国体・希望郷いわて大会」の年であります。本市は、国体正式競技7競技、大会実施競技1競技の開催地として、リハーサル大会の経験を糧に市民一丸となって取り組み、各競技を大成功に導かなくてはなりません。炬火イベント、国体成功決起集会などによって、また、市民総参加による花いっぱい運動や歓迎装飾などによって、本番に向け、開催地の熱気を高めてまいります。 また、競技会場においてはおもてなしの心で、さらにはお振る舞いで、全国各地から集う人々を温かくお迎えし、東北・奥州市民の人となりを持って復興支援への感謝と本市の魅力を全国発信いたします。奥州市のすばらしさを磨く好機であります。皆様ともどもに、大いに盛り上げてまいりましょう。 また、一昨年から国を挙げて取り組んでいる地方創生「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の実行の年でもあります。課題分析、計画策定の過程において、奥州市には高い潜在力があり、無限の可能性があると確信しております。 人口減少や少子高齢化時代の難局を乗り越えていこうとするとき、「人」に着目して取り組みを進めます。人口減少の歯どめはもちろん、「しごと」が「ひと」を呼び、「ひと」が「しごと」を呼び込む好循環を確立し、その好循環を支える「まち」に活力を満たします。これまでの多くの失敗が示すように、行政だけでできるものではありません。関係する市民、団体、企業など、幅広い分野の数多くの皆様の参画なしには実現は困難です。まちの空気が元気で満たされるよう、ともに手を携え取り組みたいと考えております。 さらに、昨年着手した次期総合計画を完成させます。次期総合計画は、現計画が掲げる「地域の個性がひかり輝く自治と協働のまちづくり」を継承するものとして、また、「奥州市まち・ひと・しごと創生総合戦略」、「ILCまちづくりビジョン」など、中長期的なまちづくりの方向性を新たなベクトルとして取り込み、将来の人口減や財政難など時代の変化に耐え得る、力ある奥州市をつくり上げる計画に仕上げます。また、その計画推進に関し、市民協働の精神が全体を貫いたものといたします。 次に、主な施策について総合計画の大綱に沿って説明をいたします。 第1に、「みんなで創る自立したまちづくり」であります。 奥州市民であることを誇りとし、さらに住みよいまちづくりを理想に掲げ、定められた市民憲章を基本として市民の力を結集し、自立したまちづくりを進めます。地域の特色を生かした個性輝くまちづくりを進めるため、地区振興会の支援に力を注ぐほか、地域や市民、公益活動団体とのきずなを大切にし、市民提案がまちづくりに生かされる仕組みづくりに努めます。 また、過去3年間の経過を踏まえ、「協働のまちづくりアカデミー」を発展的に継続し、地域を担う人材の育成に取り組みます。 次に、国際リニアコライダー(ILC)計画の実現についてであります。 ILC実現に向けた課題解決方策や、推進体制の検討が着々と進められておりますが、国民的な理解に至っていないのが現実です。このため、国体などの機会を捉えながら、関係団体と連携し、ILC実現の意義などを市内外に向け周知する取り組みを行います。 また、多くの方々のご協力をいただき、現在策定中のILCまちづくりビジョンで掲げる奥州市の将来像の実現に向け、関係団体等と協力・連携をし施策を推進します。 第2に、「未来を拓く人を育てる学びのまちづくり」であります。 教育環境の整備については、子供たちにとってよりよい学習環境をつくり上げるため、幼稚園や小中学校の修繕や耐震補強事業を計画的に進めるほか、給食センターの改築事業に着手いたします。胆沢中学校につきましては、平成29年4月の開校へ向け万全を期してまいります。 市民一人一人が、学びの成果を生かして豊かで生きがいのある人生を構築することができるよう、学習機会の情報提供や助言指導など学習活動の支援を行います。 芸術文化の振興については、市民芸術文化祭や文化会館での鑑賞事業等を通して、多くの市民にすぐれた芸術作品や舞台に触れる機会を提供するほか、市民みずからが芸術文化活動に参加できる環境整備を進めます。 歴史遺産の保存と活用につきましては、引き続き文化財の保全に努めるとともに、胆沢城址歴史公園整備事業など文化財の公開、活用や世界遺産の拡張登録を目指す活動を通じて、市民の郷土に対する誇りと愛情を涵養する取り組みを進めます。 スポーツ振興については、市民が週1回以上、運動やスポーツに取り組む「全市民週一運動」を推進するとともに、未来のトップアスリート育成事業などを通じて選手の育成を図ります。 また、「第1回いわて奥州きらめきマラソン」の平成29年5月の開催に向け準備を進めてまいります。 第2の大綱にかかわっては、教育行政方針として教育委員長から詳しく所信を述べていただきます。 第3に、「健康で安心して暮らせるまちづくり」であります。 本市の高齢化率は、平成37年度には37%まで上昇すると予測されており、誰もが住みなれた地域で安心して暮らせるよう地域包括ケアシステムの構築が急がれることから、地域包括ケア推進室を設置し、在宅医療と介護の連携、介護予防、認知症施策などの取り組みを一体的に推進してまいります。 また、老朽化が顕著となっている総合水沢病院にかわる新病院建設の準備を進めるため、平成28年度内に(仮称)新市立病院建設準備室を設置いたします。 休診していた前沢診療所については、外来診療を4月から再開するとともに、江刺区の4診療所については、新たに移動診療車を導入して医療環境を整えてまいります。 障がい、介護、社会的な孤立などのさまざまな理由から生活に困窮する人たちの相談に応ずるため、自立相談支援の窓口として設置した「くらし・安心応援室」に就労の準備を支援する機能を加え、制度の垣根を越えた包括的な支援を行うとともに、第2期奥州市地域福祉計画に基づき、多様化する生活課題に対して地域住民、関係団体、行政等が連携し、ともに支え合う地域づくりを進めてまいります。 また、東日本大震災から5年目を迎え、避難生活が長期化している被災者の方々の生活再建支援に取り組みます。 子ども・子育て支援については、地域子育て支援拠点事業やファミリーサポートセンター、放課後児童クラブなどの事業を引き続き実施いたします。また、子供たちの健やかな心と体を育むため、妊婦・乳幼児健診や保健指導の充実を図ります。さらに、奥州市子ども・子育て支援事業計画に掲載された事業を着実に実施しながら、公立教育・保育施設の再編に向けた検討を進めてまいります。 市民の健康増進を図るため、複数の検診を同一会場で実施するなど、受診しやすい環境を整備して受診率の向上を目指すとともに、健診結果を生かした保健指導を行います。また、心の健康づくりを推進するため、人材育成や相談しやすい環境づくりに取り組んでまいります。 第4に、「賑わいと豊かさのあるまちづくり」であります。 農業を取り巻く環境は、引き続き米の低価格やTPP協定の大筋合意により、営農に対する不安や農業者の生産意欲をそぐものとなっており、これらを払拭し、再生産可能な農業への取り組みを急ぐ必要があります。 そのため、効率的な生産基盤の整備を図るための圃場整備事業の推進と農地中間管理事業の積極的な活用という両面から、農地集積を推進してまいります。 また、低コスト化、高付加価値化に向けた取り組みを普及し、新規就労者の確保、青年就農者の育成、集落営農組織支援に引き続き取り組むとともに、日本型直接支払制度による多面的機能を支える活動を推進いたします。さらに、TPP関連事業が国より示されており、これを的確に農業者へ情報提供し、事業を活用してまいります。 本市には、「江刺金札米」を初め「前沢牛」、「江刺りんご」など高く評価されているブランド農畜産品があり、これらの知名度をさらに上げるため、農業団体の技術支援と一体となって生産と販売の拡大に努めます。 林業の振興については、効率的かつ安定的な林業経営の基盤づくりを推進し、間伐材などの有効活用を促進してまいります。 商業の振興につきましては、平成28年3月策定の奥州市商店街活性化ビジョンに基づき、やる気のある事業者を積極的に支援することにより、商店街の交流人口の増加とにぎわいの創出を図ってまいります。 観光振興については、官民協働により、着地型観光の推進や訪日外国人観光客受け入れ体制の確立などによる戦略的誘客を図るとともに、県や周辺自治体と連携して世界遺産・平泉を核とした広域観光に積極的に取り組みます。また、観光施策の指針である奥州市観光基本計画後期計画の見直しを進めてまいります。 企業誘致につきましては、地域経済の活性化、雇用の創出などを図るため、関係機関と連携しながら首都圏を中心とした企業訪問、フォローアップ、情報発信などを展開するとともに、的確な調査や情報収集を行いながら積極的に推進してまいります。 工業の振興につきましては、販路拡大や競争力強化に資する企業の取り組みへの補助制度や、産業支援コーディネーターによる助言・指導や、ビジネスマッチングにより、受発注の拡大に努めます。 創業支援については、相談窓口の設置や伴走型支援、セミナーの開催などにより安心して創業できる環境を整備し、創業率の向上に努めます。 そのほか、ものづくり人材など企業が求める人材育成の支援、「ジョブカフェ奥州」を中心とした就労支援などにもさらに力を入れてまいります。 第5に、「豊かな自然と共生する快適で安全なまちづくり」であります。 環境市民会議などとの協働により環境基本計画に掲げるプロジェクトを推進し、豊かで良好な自然環境・生活環境を保全するとともに、奥州市公衆衛生組合連合会などと連携しながら、資源物の有効活用や廃棄物の適正処理及び減量化を促進してまいります。 また、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、空き家対策を推進いたします。 防災対策につきましては、引き続き自主防災組織の育成支援に取り組むとともに、特に各区の婦人消防協力会が、本年4月から奥州市婦人消防協力会連合会として統合することから、新しいはんてんの作成など活動支援に努めてまいります。また、消防団活動については、消防屯所改築や消防車両等の整備により装備の充実を図るとともに、団員確保に努めてまいります。 原発事故に伴う放射線影響対策については、市内における日常生活空間の放射線量が国の除染基準を下回り、低減傾向にあるものの、道路側溝土砂等を含めた除去土壌に係る国の処分方針がいまだに示されていないことから、引き続き国に主体的な対応を強く要望するとともに、県及び関係市町と連携し早期の処分を検討してまいります。 また、平成27年度から本格実施をしている利用自粛牧草の処分とともに、今なお一部で出荷制限指示や自粛要請などとなっている野生キノコ・山菜類を含めた農林産物などの安全対策についても全力で取り組んでまいります。 第6に、「安全で心地よい生活空間のまちづくり」であります。 道路整備については、通学路や地区要望のあった路線を重点に、幹線道路や生活道路の整備を進めます。あわせて、道路、橋梁、トンネルなどの公共インフラの維持管理のため、計画的に修繕を実施してまいります。 また、国道4号水沢東バイパスの整備促進や北上川無堤防地帯の治水対策事業について引き続き国・県に強く要望してまいります。 久田前田中線の街路整備事業と奥州スマートインターチェンジの設置については、早期完工を目指してまいります。 東日本大震災により、いまだ住宅が再建されていない方々に対しては、引き続き、生活再建住宅支援事業を活用し、生活再建を支援してまいります。 市営住宅については、建物の長寿命化や改善などを進めるとともに、前沢区内の竹沢団地第2期建設については、平成29年4月に入居開始できるよう事業を進めてまいります。 公共下水道事業については、水沢区内の3地区で整備を進めるとともに、羽田地区では平成28年4月から一部供用を始めます。 農業集落排水事業については、機能強化事業により、江刺区上三照地区の機械設備などを3カ年計画で更新してまいります。 水道事業については、奥州市水道事業中期経営計画後期計画に基づき、効率的で安定した経営に努めてまいります。 まず、胆沢ダムからの受水に対応した施設の整備を引き続き進めます。また、老朽管更新事業や水圧適正化事業の実施により有収率の向上を図るとともに、前沢区の黒水対策に係る配水管洗管作業、施設の改修や更新などの維持管理事業を計画的に進め、安全で安心な水道水の安定供給に努めてまいります。 さらに、平成30年度以降の水道事業のマスタープランとなる新水道事業ビジョンの策定に取り組みます。 以上、平成28年度の市政運営の基本的な考え方と主な施策について述べました。 私はこれまで、人口減少、少子高齢化という日本がこれまで経験したことのない大きな時代の変化の中にあっても、奥州市が将来にわたり安定かつ持続的な行財政運営を行い得るための改革の必要性を訴え、まちづくりを推進してまいりました。それは、旧5市町村が10年前に合併することにより目指したまちづくりの根幹であると私は確信しております。時代の変化に対応すべき改革をとどめるとすれば、さらなる市民負担を求める以外に必要な住民サービスを提供する道はなく、それは奥州市の凋落に続くものであります。 地方自治体の使命は、住民福祉を増進するために最少の経費で最大の効果を常に求め続けていくことであります。厳しい現実が見えているのにもかかわらず、なすべき改革を行わず、その負担を安易に市民に求めることはあってはならないことであります。厳しい現実に目を背けることなく、奥州市の将来に希望の光が大きく差し込むまちづくりを推進するために、必要な議論を尽くしてまいります。 数多くの先人を輩出した奥州市として恥ずかしくない、品格ある市政運営を実現するため、私は全ての力を傾注し努力してまいります。 議員を初め市民各位の皆様におかれましては、協働のまちづくりのパートナーとしてさらなるご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げ、平成28年度を迎えるに当たっての私からの施政方針といたします。 ○議長(佐藤修孝君) お諮りいたします。ただいまの市長演述に対する質問は後日行うこととしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 ここで11時25分まで休憩をいたします。               午前11時10分 休憩---------------------------------------               午前11時25分 再開 ○議長(佐藤修孝君) 再開いたします。--------------------------------------- ○議長(佐藤修孝君) 日程第6、平成28年度奥州市教育行政方針教育委員長演述)を行います。 教育委員長より発言の許可を求められておりますので、これを許可いたします。高橋教育委員長。          〔教育委員長高橋清融君登壇〕 ◎教育委員長(高橋清融君) 本日ここに、平成28年第1回奥州市議会定例会が開催されるに当たり、平成28年度の教育行政の主要な施策について所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。 教育は、自立した自己の形成や相手への尊厳、そして公共性を育む上で大きな役割を持つものであります。 昨年4月の教育委員会制度改革の趣旨を踏まえ、市長部局との連携強化をさらに有意義なものとし、本市の未来を担う子供たちを心身ともにたくましく育てることが教育委員会の役割であるとの認識のもと、平成28年度が最終年度となる奥州市教育振興基本計画の着実な推進を図ります。 また、平成29年度を初年度とする新たな教育振興基本計画については、教育を取り巻く社会情勢のさまざまな変化への対応と次期奥州市総合計画との整合性を図りながら、策定に取り組みます。 以下、平成28年度の教育行政の具体的な施策について申し述べます。 第1に、「たくましく生きる力をはぐくむ学校教育環境の充実」について申し上げます。 1点目は、就学前教育の充実であります。 就学前教育は生涯にわたる人格形成の基盤を担うことから、生きる力の基礎となる心情、意欲、態度を育むことを狙いに、同年齢だけでなく、さまざまな人とのかかわりを重点にし、健康な体、環境への好奇心や探求心、言葉や表現などを育む教育を推進します。 そのために、幼稚園と家庭が協働して教育活動を推進できるように、「まなびフェスト」による取り組みを通して幼稚園評価の定着を図るとともに、幼保小の子供同士の交流活動や保育・授業参観などを通して幼児期の教育から小学校の教育への円滑な接続を進めます。 また、平成27年4月から施行された子ども・子育て支援新制度の事業内容の検証を行い、よりよい子育て環境の整備に努めます。 さらに、幼児期の生活・発達の連続性を踏まえ、子供同士や教師、地域の方々とのつながりを大切にした幼保小合同の研修会、公開研究会や園内研究会などを通して教職員などの資質向上を図るとともに、アプローチカリキュラム、スタートカリキュラムの作成に向けた研修会などを行います。 そのほかに、特別な支援を必要とする幼児については、望ましい成長を促すために、障がい児支援員の配置や幼児ことばの教室を継続し、一人一人の障がいや発達に応じた支援を行う体制の充実を図ります。 2点目は、義務教育の充実であります。 学習指導要領の趣旨を踏まえ、児童・生徒一人一人に確かな学力を保障する教育の充実に努めます。 そのために、各種学力調査の結果を生かした授業改革と「学びの共同体」の考え方による授業実践をさらに進めるとともに、校内研修などにより指導力の向上を図ります。 また、振り返りの徹底や教育課程内での継続的・計画的な学習を通して、「わかる」から「できる」授業づくりを進め、児童・生徒の学びの保障に努めます。 さらに、学校図書館事務補助員を学校司書と改め、学校の読書環境と学習センターとしての充実を図ることにより、読書習慣の形成と豊かな心の醸成を図るとともに、学習環境のさらなる整備に努めます。 心の教育の充実については、学校の教育活動全体を通して他者との人間関係の中でお互いのよさに気づき、それを受け入れながら、ともに支え合っていける環境を築けるようQ-Uテストを活用するとともに、学級全体での活動や縦割り活動などの充実に努めます。 また、学校いじめ防止基本方針に基づいた学校生活アンケートや積極的な教育相談の取り組みにより、いじめや学校不適応の早期発見・早期指導に組織的に対応するように努めます。 さらに、命や安全、人とのきずなの大切さを学ぶ復興教育の取り組みを継続し、他人を思いやる心や互いに助け合う心を育てます。 健やかな体を育む教育の推進については、モアレ検査などを健康診断に導入するとともに、心の健康、生活習慣、薬物乱用防止などに関する保健指導や相談活動などを通して健康教育を推進します。 また、栄養教諭や食育担当者が連携し、食材や産地、栄養や料理などへの関心を高めながら学校給食を通した食育を推進します。 学校経営については、校長のリーダーシップのもと、教職員参画による「まなびフェスト」の修正・改善と学校関係者評価の効果的な活用により、家庭や地域と連携した学校づくりを進めます。 また、教職員の法令遵守の意識の高揚を図るために、コンプライアンス研修を定期的に実施するとともに、内容の吟味を図ります。 さらに、適切な職場環境づくりに向け、学校教職員安全衛生委員会の取り組みを継続します。 特色ある教育活動の推進については、中学生海外派遣研修事業において、姉妹都市であるオーストラリアのグレーター・シェパートン市での中学生との交流活動の充実や、小学校外国語活動研究推進事業による授業研修を実施するとともに、つくば市への中学生科学体験研修事業を行い、本市の将来を担う人材づくりを進めます。 特別な支援を必要とする児童・生徒については、個別の教育支援計画を活用して一人一人の教育的ニーズに応じた指導や支援を行います。 また、特別支援教育支援員配置事業については、支援員をさらに増員し、関係機関との連携や研修会を通して個々の状況に応じた支援の充実を図ります。 さらに、個々の状況を正確に見とり、適切な支援ができるよう教育研究所に担当職員を配置し、学校のニーズに対応します。 3点目は、教育施設の再建・整備であります。 胆沢中学校については、平成29年4月の開校に向けて、校舎、屋内運動場などの整備に引き続き、グラウンドやプール、外構などの工事に着手し、学校建設事業を着実に実施します。3つの中学校の関係者や地域の方々と連携し、統合準備を進めます。 4点目は、安全・安心な教育環境の充実であります。 校舎などの改築及び改修事業については、江刺愛宕小学校教室拡張工事を初め、玉里小学校プールシート張りかえ工事や人首小学校校舎屋根塗装工事などを実施するほか、小学校体育館のバスケットゴール改修や中学校のエレベーター・ダムウエーターの改修工事を実施するとともに、小中学校保健室へのエアコンの設置を計画的に進めます。また、前沢学校給食センターの改築に向けて実施設計に着手します。 教育施設の耐震化の推進については、羽田幼稚園、上姉体幼稚園の園舎のほか、玉里小学校校舎、江刺東中学校屋内運動場の耐震補強工事に係る実施設計業務に着手します。 また、通学路については、通学路安全推進事業により、通学路安全対策アドバイザーの助言のもと、新設される胆沢中学校も含めて合同点検を行い、関係者と連携して安全対策を進めます。 第2に、「生きがいあふれる生涯学習・文化活動の充実」について申し上げます。 1点目は、社会教育の充実であります。 地域ぐるみで子供たちを育む取り組みとして、教育振興運動や青少年リーダー育成事業、放課後子ども教室事業など各種事業を実施し、青少年の意欲の向上や心豊かな人間性の育成を図ります。 また、各種事業を通した住民参加の拡大を図り、あわせて、これらの活動を支える人材の育成・支援を行います。 2点目は、読書の推進であります。 読書ボランティアとの連携による幼児及び小中学生への読み聞かせ、市独自の中高生向けブックリストの配布活用のほか、毎月4日と定めている奥州市家庭読書の日の普及をさらに図り、子供から大人まで読書に親しむ環境づくりに努めます。 第3に、「次代をつむぐ歴史遺産の保存と活用」について申し上げます。 1点目は、歴史遺産の公開と活用であります。 胆沢城跡の歴史公園整備については、外郭南門地区の復元整備を継続するとともに、専門家委員会の意見を聞きながら整備後の利活用について検討し、公開に向けた準備を進めます。 文化財施設が収蔵する歴史資料などについては、企画展の開催により広く公開を図るとともに、記念館とその周辺に存在する歴史的建造物の回遊を促進します。 また、市内の小中学校に文化財施設の活用に関する情報提供を行い、文化財を学校教育の場における人づくり資源としての積極的な活用を進めます。 さらに、平成27年度から運用を開始したWeb博物館の内容を充実させるなど、情報の発信に努めます。 2点目は、文化財の調査研究の推進であります。 世界遺産拡張登録については、引き続き基礎的な調査研究を進めるとともに、岩手県及び関係市町と連携し、推薦書に記載する内容の検討に着手します。 白鳥舘遺跡及び長者ヶ原廃寺跡については、これまでの発掘調査や文献調査をもとに、平泉を構成する要素としての意義づけについて検討を進めます。 3点目は、文化財の保存と管理であります。 指定有形文化財については、保存管理を適切に行うため、所有者などに対し保存方法や周辺環境についての指導、助言を行うとともに、必要に応じて修繕の支援を行います。 劣化が懸念される重要文化財、旧高橋家住宅については、修繕計画の策定に向けた調査を行います。このほか、市内に存在する歴史的建造物について、後世に継承するための適切な保存管理に努めます。 無形民俗文化財については、保存伝承に係る支援を適切に行うため、文化財保護調査員によるパトロールを実施し、活動状況の把握を行うとともに、必要に応じて備品修繕の支援を行います。また、保持団体の活動の継続と活性化を図るため、郷土芸能祭など公開、発表の場を提供します。 史跡名勝天然記念物については、大清水上遺跡を確実に保存し、次代に継承するため、公有化を進めるとともに、ほかの史跡などについても適切な周辺環境の整備に努めます。 以上、平成28年度における教育行政の基本的な方針と施策の概要について申し述べました。 本市の将来展望を見据えた人づくりには、学校、家庭、地域と行政が協働し、地域全体の教育振興を図ることが求められております。生涯にわたる学習の中で、本市の伝統である「学ぶ」ことを常に念頭に置き、知育・徳育・体育の調和的な推進を図るとともに、未来を拓く人づくりを推進するため、教育委員会としても、各種の教育施策に着実に取り組み、その重責をしっかり果たしてまいりたいと考えております。 議員各位並びに市民の皆様の深いご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、教育行政方針といたします。 ○議長(佐藤修孝君) お諮りいたします。ただいまの教育委員長演述に対する質問は後日行うこととしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。--------------------------------------- ○議長(佐藤修孝君) 日程第7、諮問第1号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 諮問第1号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてをご説明いたします。 法務大臣が任命する人権擁護委員について、水沢区居住の委員である谷芳さんが平成28年6月30日をもって任期満了となりますことから、その後任の委員候補者として、今般、基本的人権の擁護及び人権思想の普及・高揚について豊かな識見を有する及川定治さんを適任者として法務大臣宛て推薦いたしたく、ご意見を求めるものであります。 なお、任期は28年7月1日から3年となります。 何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(佐藤修孝君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第1号は、人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤修孝君) 起立全員であります。よって、諮問第1号は原案のとおり決しました。--------------------------------------- ○議長(佐藤修孝君) 日程第8、諮問第2号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 諮問第2号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてをご説明申し上げます。 法務大臣が任命する人権擁護委員について、前沢区居住の委員である鈴木眞毅夫さんが平成28年6月30日をもって任期満了となりますことから、その後任の委員候補者として、今般、基本的な人権の擁護及び人権思想の普及・高揚について豊かな識見を有する千田邦子さんを適任者として法務大臣宛て推薦いたしたく、ご意見を求めるものでございます。 なお、任期は28年7月1日から3年となります。 何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤修孝君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第2号は、人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤修孝君) 起立全員であります。よって、諮問第2号は原案のとおり決しました。--------------------------------------- ○議長(佐藤修孝君) 日程第9、諮問第3号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 諮問第3号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてをご説明申し上げます。 法務大臣が任命する人権擁護委員について、前沢区居住の委員である千田郁子さんが平成28年6月30日をもって任期満了となりますことから、その後任の委員候補者として、今般、基本的人権の擁護及び人権思想の普及・高揚について豊かな識見を有する亀井千枝子さんを適任者として法務大臣宛て推薦いたしたく、ご意見を求めるものであります。 なお、任期は28年7月1日から3年となります。 何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(佐藤修孝君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第3号は、人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤修孝君) 起立全員であります。よって、諮問第3号は原案のとおり決しました。--------------------------------------- ○議長(佐藤修孝君) 日程第10、諮問第4号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 諮問第4号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてをご説明申し上げます。 法務大臣が任命する人権擁護委員について、衣川区居住の委員である浦川ツヤ子さんは、平成22年7月1日から委員として日常的に市民との相談活動などを通じ、基本的人権の擁護及び人権思想の普及・高揚に尽力されており、今般、平成28年6月30日付の任期満了に当たり、再度、法務大臣宛て委員候補者として推薦いたしたく、ご意見を求めるものであります。 なお、任期は28年7月1日から3年となります。 何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(佐藤修孝君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第4号は、人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤修孝君) 起立全員であります。よって、諮問第4号は原案のとおり決しました。 ここで午後1時まで休憩をいたします。               午前11時50分 休憩---------------------------------------               午後1時 再開 ○議長(佐藤修孝君) 再開いたします。--------------------------------------- ○議長(佐藤修孝君) 日程第11、議案第1号、地域自治区の設置期間を変更する条例の制定についてから日程第57、議案第47号、平成28年度奥州市国民宿舎等事業会計予算までの47件を提案理由説明のため一括議題といたします。議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第1号、地域自治区の設置期間を変更する条例の制定についてから、議案第47号、平成28年度奥州市国民宿舎等事業会計予算までを一括して副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(佐藤修孝君) 江口副市長。 ◎副市長(江口友之君) それでは、順を追ってご説明申し上げます。 初めに、議案第1号、地域自治区の設置期間を変更する条例の制定についてであります。 この条例は、水沢市、江刺市、胆沢郡前沢町、同郡胆沢町及び同郡衣川村の廃置分合に伴う地域自治区の設置等に関する協議書に定める地域自治区の設置期間を変更しようとするものであります。 条例の内容ですが、地域自治区の設置期間を平成29年3月31日までとし、1年の延長をするものであります。 なお、この条例の施行期日は公布の日とするものであります。 続きまして、議案第2号、奥州市消費生活センターの組織及び運営等に関する条例の制定についてであります。 この条例は、消費者安全法の一部改正により、どこに住んでいても一定の質の消費生活相談を受けることができる体制を整備するため、地方自治体が消費生活センターの組織及び運営並びに情報の安全管理に関する事項について、条例で定めることとされたことにより制定しようとするものであります。 条例の内容ですが、第1条は趣旨について、第2条は名称等の公示について、第3条は事務を行う職員について、第4条から第6条までは消費生活相談員について、第7条は情報の安全管理について、第8条は委任について規定しております。 なお、この条例の施行期日は平成28年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第3号、奥州市行政不服審査会条例の制定についてであります。 この条例は、行政不服審査法の全部改正に伴い、審査請求に係る裁決に関する意見書の審査その他の事項を処理するため、市長の附属機関として奥州市行政不服審査会を設置しようとするものであります。 条例の内容ですが、第1条は審査会の設置について、第2条から第4条までは組織等について、第5条及び第6条は会議及び調査の手続等について、第7条は庶務について、第8条は委任について規定しております。 なお、この条例の施行期日は平成28年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第4号、行政不服審査法の全部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてであります。 この条例は、行政不服審査法の全部改正に伴い、不服申し立て構造が見直されるほか、審理員による審理手続が導入されるとともに、審理手続等における提出書類等の閲覧及び交付の手続が定められることから、関係条例の整備をしようとするものであります。 条例の主な内容ですが、関係条例において引用している同法の規定、用語等を改めること、奥州市情報公開・個人情報保護審査会に諮問する場合における、審理員による審理手続の適用を除外すること、審理手続等における提出書類等の交付手数料について定めること、固定資産価格に関する審査申し出について、同法の趣旨に準じた手続に改めることであります。 なお、この条例の施行期日は平成28年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第5号、地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてであります。 この条例は、地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律による地方公務員法の一部改正に伴い、同法の条項が移動したことから、関係条例の整理をしようとするものであります。 条例の内容ですが、関係条例において引用している同法の規定を改めることであります。 なお、この条例の施行期日は平成28年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第6号、奥州市税条例の一部改正についてであります。 この改正は、地方税法施行規則の一部改正に伴い、納税義務者等の負担軽減のため、地方税に係る申請手続等の一部において個人番号の記載を要しないこととされたことから、これに準じて個人番号の記載の見直しを図るため、本条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容ですが、市民税及び特別土地保有税に係る減免の申請の際に記載すべき事項から個人番号を削るものであります。 なお、条例の施行期日は公布の日とするものであります。 続きまして、議案第7号、奥州市手数料条例の一部改正についてであります。 この改正は、長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づく認定基準の告示の一部改正及び建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の施行に伴い、岩手県手数料条例が一部改正されることから、これに準じて長期優良住宅建築等計画認定申請手数料等の額を変更し、及び建築物エネルギー消費性能向上計画認定申請手数料等の額を定めるため、本条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容ですが、長期優良住宅建築等計画認定申請手数料等に増築・改築の区分を設け、当該区分に係る手数料の額を加えるとともに、建築物エネルギー消費性能向上計画認定申請手数料等の額を新たに定めるものであります。 なお、この条例の施行期日は平成28年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第8号、江刺地域スポーツ広場条例の一部改正についてであります。 この改正は、地域住民の健康及び体力の増進を図ることを目的として、岩谷堂地区総合運動場を設置するため、本条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の主な内容ですが、江刺地域スポーツ広場に岩谷堂地区総合運動場を加えるとともに、江刺地域スポーツ広場の休場日、開場時間、使用料等を定めるものであります。 なお、この条例の施行期日は平成28年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第9号、奥州市生活改善センター条例の一部改正についてであります。 この改正は、南股生活改善センターの機能が隣接する南股地区センターに承継されていることから、同センターを廃止するため、本条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の主な内容ですが、南股生活改善センターを削り、大平生活改善センターの名称を変更することであります。 なお、この条例の施行期日は平成28年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第10号、衣川下請等施設条例の一部改正についてであります。 この改正は、市民の就業の場を確保する目的で設置し、使用させている衣川下請等共同作業施設の一つを廃止し、もって民間事業者の利用の意向に対応するため、本条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の主な内容ですが、衣川下請等共同作業施設のうち、奥州市衣川区池田72番地1に存する施設を削るものであります。 なお、この条例の施行期日は平成28年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第11号、奥州市道路占用料徴収条例及び道路法等の適用を受けない公共用財産の管理に関する条例の一部改正についてであります。 この改正は、地価の下落により道路法施行令に規定する国道の道路占用料が見直されたことに伴い、岩手県の道路占用料徴収条例に規定する県道の占用料の額が改定されたことから、市道等に係る占用料についても見直すこととし、関係条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の主な内容ですが、県道に係る所在地区分が、これまでの市と町村の2区分を第1級地から第3級地までの3区分に改定され、本市は第2級地とされたことにより、これに準じて市道等に係る占用料を改めるものであります。 なお、この条例の施行期日は平成28年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第12号、奥州市水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてであります。 この改正は、衣川区の一部を奥州金ケ崎行政事務組合が実施する胆江広域水道用水供給事業区域に編入したことに伴い、水道法に基づく水道事業の変更の認可を受けるため、将来の人口及び水需要について予測したところ、人口減少や節水などにより需要水量が減少する結果となったため、本条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容ですが、給水人口及び一日最大給水量を改めるものであります。 なお、この条例の施行期日は公布の日とするものであります。 続きまして、議案第13号、奥州市住民投票条例の一部改正についてであります。 この改正は、公職選挙法の一部改正に伴い、有権者の年齢要件が満18年以上に引き下げられ、本市の住民投票の年齢要件と一致することとなることから、本条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の主な内容ですが、同法に定める有権者とみなして住民投票資格の有無を判定する対象から満18歳及び19歳の市民を除くとともに、その対象に、1年を超えて居住する外国人を加えることであります。 なお、この条例の施行期日は平成28年6月19日とするものであります。 続きまして、議案第14号、奥州市地区センター条例の一部改正についてであります。 この改正は、地域住民、地区振興会等の活動拠点にするため、老朽化した奥州市江刺愛宕地区センターを建てかえたことから、本条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容ですが、同地区センターの位置及び使用料を改めるものであります。 なお、この条例の施行期日は平成28年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第15号、奥州市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてであります。 この改正は、厚生労働省令の一部改正に伴い、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準について改めるため、本条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の主な内容ですが、通所介護のうち定員18人以下のものについて、平成28年度から地域密着型サービスに移行されることに伴い、地域密着型通所介護に関する基準を定めるほか、所要の整理をしようとするものであります。 なお、この条例の施行期日は平成28年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第16号、奥州市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正についてであります。 この改正は、厚生労働省令の一部改正に伴い、指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準について改めるため、本条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の主な内容ですが、介護予防認知症対応型通所介護事業所における運営推進会議の設置について定めるほか、所要の整理をしようとするものであります。 なお、この条例の施行期日は平成28年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第17号、下笹森身近な運動広場条例の廃止についてであります。 下笹森身近な運動広場は、地域の住民の健康の維持・増進を図るために整備されたものでありますが、健康の維持・増進を図るための活動が多様化したこと等により、近年利用者が減少していることから、これを廃止しようとするものであります。 なお、この条例の施行期日は平成28年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第18号、衣川ヘリポート条例の廃止についてであります。 衣川ヘリポートは、有人ヘリコプターによる農薬散布等により農作業の省力化を目的として、平成3年に県から譲渡を受けて設置したものでありますが、薬剤の飛散、騒音問題等により無人ヘリコプターによる防除等に移行したため、平成8年度を最後に利用がなくなりました。 また、近年は高度救急医療体制の整備にあわせて、消防施設にヘリポートの併設が進んでいること、森林病害虫防除の広域実施によってヘリポートとしての利用がなくなっていることから、これを廃止しようとするものであります。 なお、この条例の施行期日は公布の日とするものであります。 続きまして、議案第19号、あっせんの申立てに関し議決を求めることについてであります。 この議案は、本市が東京電力福島第一原子力発電所事故に起因する放射線影響対策費用のうち、第5次から第7次として東京電力株式会社に対して損害賠償を請求した、平成25年度及び平成26年度の費用のうち、直接交渉により一部支払いを受けた金額を除く8,058万660円について、原子力損害賠償紛争解決センターにあっせんを申し立てることに関し、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 東京電力に対しましては、平成24年1月の第1次請求以降、7次にわたって賠償請求を行っているところであり、岩手県、県内の各市町村、一部事務組合などと協調して再三にわたり要請活動を行ってきたところでありますが、東京電力の消極的な姿勢に変化が見られず、直接交渉による進展が見込まれないことから、公的な第三者機関である同センターにあっせんの申し立てを行おうとするものであります。 続きまして、議案第20号、北股辺地に係る公共的施設の総合的な整備に関する財政上の計画の変更に関し議決を求めることについてであります。 この変更は、平成23年度に策定した北股辺地に係る公共的施設の総合的な整備に関する財政上の計画に、市道の整備事業2,440万円、消防設備の更新費用760万円を追加しようとするものであります。 変更の内容ですが、若者の定住促進と地域の活性化を図るための市道の整備費の工法の変更に伴う増額並びに老朽化した消防設備更新を行うものであり、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項において準用する同条第1項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 続きまして、議案第21号、奥州市過疎地域自立促進計画の策定に関し議決を求めることについてであります。 この計画は、東日本大震災の影響により、過疎地域自立促進特別措置法の失効期限が平成33年3月31日まで延長されたことに伴い、過疎地域とみなされる地域を対象とする奥州市過疎地域自立促進計画を引き続き策定し、地域の活力を取り戻し、住民福祉の向上、雇用の拡大、地域格差の是正等を行おうとするものであり、同法第33条第2項及び過疎地域自立促進特別措置法施行令第12条の規定により読みかえて適用される同法第6条第1項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 続きまして、議案第22号、市道路線の廃止及び認定並びに区域内における金ケ崎町道の路線の認定の承諾についてであります。 この議案は、市道89路線を廃止し、及び83路線を市道に認定し、並びに本市の区域内における金ケ崎町道1路線の認定を承諾するため、道路法第8条第2項及び第10条第3項において準用する同法第8条第2項並びに同法第4項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 廃止する路線は、水沢区2路線、前沢区86路線、胆沢区1路線であります。 水沢区の2路線は、市道の県道昇格及び道路新設工事に伴うものであり、前沢区の86路線は、市道の県道昇格及び基盤整備事業によるものであり、胆沢区の1路線は、市道の県道昇格に伴い廃止するものであります。 次に、認定する路線は、水沢区の6路線、江刺区の1路線、前沢区の73路線、胆沢区の2路線、衣川区の1路線になります。水沢区の6路線は、県道の市道移管、道路新設工事及び宅地開発により整備された道路を市道とするものであり、江刺区の1路線は、宅地開発により整備された道路を市道とするものであり、前沢区の73路線は、基盤整備事業により整備された道路を市道とするものであり、胆沢区の2路線は、県道の市道移管によるものであり、衣川区の1路線は、農道として管理していたものを市道とするものであります。 次に、認定の承諾をする路線は、金ケ崎町道とする予定の野中佐倉河線であります。当該路線は、県道昇格による交換路線であり、同町が胆沢川の市町境を越えて本市の区域内において町道として認定するため、本市がその承諾をするものであります。 続きまして、議案第23号、平成27年度奥州市一般会計補正予算(第9号)であります。 今回の補正予算は、国が示す自治体情報システム強靭性向上モデル構築のための経費や自立支援給付等事業などを増額するほか、決算見込みなどにより所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ1億683万6,000円を追加し、補正後の予算総額を614億6,528万9,000円とするものであります。 まず、歳入の主なものでありますが、10款地方交付税は3,506万7,000円、12款分担金及び負担金は6,566万6,000円、13款使用料及び手数料は8,310万1,000円をそれぞれ追加し、14款国庫支出金は1億1,412万2,000円を減額し、15款県支出金は7,328万円、17款寄附金は1億6,528万3,000円をそれぞれ追加し、18款繰入金は3億7,752万8,000円を減額し、20款諸収入は1億1,441万5,000円、21款市債は6,140万円をそれぞれ追加するものであります。 次に、歳出の主なものでありますが、2款総務費は、ふるさと応援寄附事業、自治体情報システム強靭化に係る行政OA化推進事業経費などで4億7,953万9,000円、3款民生費は、自立支援給付等事業経費、国民健康保険特別会計繰出金、生活保護扶助経費などで1億6,249万6,000円をそれぞれ追加し、4款衛生費は、病院事業会計負担金等の増、ごみ及びし尿処理施設に係る奥州金ケ崎行政事務組合負担金の減などで8,504万5,000円、6款農林水産業費は、機構集積協力金の増、農業生産基盤整備事業経費の減などで1億3,634万3,000円、7款商工費は、中小企業融資事業経費などで1,076万6,000円、8款土木費は、道路新設改良事業経費、スマートインターチェンジ整備事業経費などで9,766万4,000円、9款消防費は、消防施設設備整備経費などで8,193万1,000円、10款教育費は、国民体育大会事業経費などで1億223万7,000円、11款災害復旧費は、農林水産施設災害復旧費などで1,971万4,000円をそれぞれ減額するものであります。 繰越明許費の補正につきましては、久田前田中線整備事業などを追加するものであります。 債務負担行為の補正につきましては、市営住宅管理業務を廃止するものであります。 地方債の補正につきましては、情報基盤整備事業を追加するとともに、事業費の確定などにより総務施設整備事業や道路整備事業などを変更するものであります。 続きまして、議案第24号、平成27年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)であります。 今回の補正予算は、事業勘定については国民健康保険税収入の減額、直営診療施設勘定繰出金の追加などにより所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ3,755万7,000円を追加し、補正後の予算総額を156億8,794万円とするものであります。 まず、歳入でありますが、1款国民健康保険税は1億4,000万円、4款国庫支出金は2,981万9,000円をそれぞれ減額し、10款繰入金は2億733万2,000円、12款諸収入は4万4,000円をそれぞれ追加するものであります。 次に、歳出でありますが、1款総務費は296万1,000円を減額し、8款保健事業費は4万4,000円、10款諸支出金は4,047万4,000円をそれぞれ追加するものであります。 次に、直営診療施設勘定については、国保調整交付金の追加に伴い、歳入について所要の措置をするものであり、3款繰入金のうち、一般会計繰入金は148万円を減額し、事業勘定繰入金は同額を追加するものであります。 なお、歳入歳出の総額は変わりません。 続きまして、議案第25号、平成27年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)であります。 今回の補正予算は、保険料の収納額の決算見込み及び保険基盤安定負担金の額の確定に伴い、所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ2,703万7,000円を減額し、補正後の予算総額を11億3,864万4,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、1款後期高齢者医療保険料は3,347万3,000円を減額し、3款繰入金は643万6,000円を追加するものであります。 次に、歳出でありますが、1款総務費は237万5,000円、2款後期高齢者医療広域連合納付金は2,466万2,000円をそれぞれ減額するものであります。 続きまして、議案第26号、平成27年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第3号)であります。 今回の補正予算は、保険事業勘定については、介護認定審査会費及び地域支援事業費に係る支出見込みの確定により所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ2,680万3,000円を減額し、補正後の予算総額を108億9,689万9,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、3款国庫支出金は704万円、5款県支出金は358万4,000円、7款繰入金は1,611万7,000円、9款諸収入は6万2,000円をそれぞれ減額するものであります。 次に、歳出でありますが、1款総務費は836万1,000円、3款地域支援事業費は1,844万2,000円を減額するものであります。 次に、介護サービス事業勘定については、介護予防支援事業経費に係る所要の補正をするものであり、歳入歳出それぞれ30万3,000円を追加し、補正後の予算総額を1億7,598万4,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、1款サービス収入は30万3,000円を追加するものであります。 次に、歳出でありますが、2款サービス事業費は30万3,000円を追加するものであります。 続きまして、議案第27号、平成27年度奥州市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)であります。 今回の補正予算は、水道施設整備工事の減額等により所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ936万2,000円を減額し、補正後の予算総額を11億8,478万8,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、2款繰入金は97万4,000円、4款諸収入は8万8,000円、5款市債は830万円をそれぞれ減額するものであります。 次に、歳出でありますが、1款施設管理費は、一般管理費及び施設維持管理費で124万8,000円、2款施設整備費は、811万4,000円をそれぞれ減額するものであります。 地方債の補正につきましては、事業見込みにより簡易水道事業の限度額を変更しようとするものであります。 続きまして、議案第28号、平成27年度奥州市下水道事業特別会計補正予算(第4号)であります。 今回の補正予算は、主に公共下水道の一般管理経費及び施設整備経費の実施見込み額により所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ1億6,423万5,000円を減額し、補正後の予算総額を33億1,997万2,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、4款繰入金は863万5,000円、7款市債は1億5,560万円をそれぞれ減額するものであります。 次に、歳出でありますが、1款公共下水道費は1億6,177万7,000円、2款特定環境保全公共下水道費は132万9,000円、3款都市下水路費は112万9,000円をそれぞれ減額するものであります。 続きまして、議案第29号、平成27年度奥州市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)であります。 今回の補正予算は、施設管理費及び施設整備費の実施見込み額により所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ1,761万2,000円を減額し、補正後の予算総額を14億3,290万3,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、2款分担金及び負担金は133万円を追加し、3款国庫補助金は1,067万円を減額し、4款繰入金は368万9,000円を追加し、6款諸収入は216万1,000円、7款市債は980万円をそれぞれ減額するものであります。 次に、歳出でありますが、1款施設管理費は285万8,000円を追加し、2款施設整備費は2,047万円を減額するものであります。 続きまして、議案第30号、平成27年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)であります。 今回の補正予算は、施設管理費及び施設整備費の実施見込み額により所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ150万8,000円を追加し、補正後の予算総額を3億3,723万2,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、2款分担金及び負担金は20万円を減額し、3款国庫支出金は7,000円、4款繰入金は410万1,000円をそれぞれ追加し、7款市債は240万円を減額するものであります。 次に、歳出でありますが、1款施設管理費は410万1,000円を追加し、2款施設整備費は259万3,000円を減額するものであります。 続きまして、議案第31号、平成27年度奥州市バス事業特別会計補正予算(第1号)であります。 今回の補正予算は、車両購入代金の確定により所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ494万9,000円を減額し、補正後の予算総額を1億1,493万7,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、2款繰入金は5万1,000円を追加し、4款市債は500万円を減額するものであります。 次に、歳出でありますが、1款市営バス運行費は494万9,000円を減額するものであります。 続きまして、議案第32号、平成27年度奥州市米里財産区特別会計補正予算(第2号)であります。 今回の補正予算は、入札及び立木売り払いの結果により所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ221万9,000円を減額し、補正後の予算総額を1,389万6,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、1款県支出金は121万9,000円、2款財産収入は100万円をそれぞれ減額するものであります。 次に、歳出でありますが、1款総務費は290万6,000円を減額し、2款予備費は68万7,000円を追加するものであります。 続きまして、議案第33号、平成27年度奥州市水道事業会計補正予算(第3号)であります。 今回の補正予算は、決算見込みにより収益的収入及び支出並びに資本的収入及び支出について所要の措置をするものであります。 まず、業務の予定量でありますが、主要な建設改良事業の創設事業について、総事業費を3億217万1,000円に改めるものであります。 次に、収益的収入及び支出でありますが、収益的収入につきましては、収入総額を26億3,029万3,000円とするものであります。その内訳でありますが、営業外収益を375万円追加するものであります。 収益的支出につきましては、支出総額を25億406万1,000円とするものであります。その内訳でありますが、営業費用を1,326万3,000円、営業外費用を21万1,000円それぞれ追加するものであります。 次に、資本的収入及び支出でありますが、資本的収入につきましては、収入総額を6億8,489万3,000円とするものであります。その内訳でありますが、企業債を4,380万円、負担金を15万1,000円それぞれ減額するものであります。 資本的支出につきましては、支出総額を16億1,538万3,000円とするものであります。その内訳でありますが、建設改良費を6,358万8,000円減額し、国庫補助金返還金を11万8,000円追加するものであります。 この結果、資本的収入が資本的支出に対して不足する額9億3,049万円は、当年度分損益勘定留保資金2億8,159万5,000円、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額5,841万4,000円、過年度分損益勘定留保資金5億1,048万1,000円、並びに既に計上してあります建設改良積立金8,000万円で補填するものであります。 そのほか、企業債につきましては、創設事業の限度額を1億1,850万円に、配水施設整備事業の限度額を3億3,020万円に改めるものです。 続きまして、議案第34号、平成27年度奥州市病院事業会計補正予算(第2号)であります。 今回の補正予算は、決算見込みに基づき所要の措置をするものであります。 まず、業務の予定量でございますが、患者数につきましては、入院患者を年間6万2,499人、1日平均171.2人に、外来患者を年間16万1,319人、一日平均650.5人に変更するものであります。 建設改良計画につきましては、資産購入費を323万6,000円減額し、7,772万1,000円に、施設整備費を1,744万9,000円減額し、1,674万5,000円とするものであります。 次に、収益的収入及び支出の予定額でありますが、病院事業収益につきましては、2億1,678万6,000円を減額し、収入総額を54億2,386万4,000円とするものであります。その内訳は、医業収益を3億3,424万6,000円減額し、医業外収益に1億1,546万1,000円、特別利益に199万9,000円をそれぞれ追加するものであります。 病院事業費用につきましては、1億7,218万8,000円を減額し、支出総額を51億7,976万7,000円とするものであります。その内訳は、医業費用を1億6,044万円、医業外費用を4,000円、特別損失を1,174万4,000円減額するものであります。 次に、資本的収入及び支出の予定額でありますが、資本的収入につきましては481万8,000円を追加し、収入総額を1億5,372万8,000円とするものであります。その内訳は、出資金に483万4,000円を追加し、国庫補助金を1万6,000円減額するものであります。 資本的支出につきましては、1,394万3,000円を減額し、支出総額を6億2,464万7,000円とするものであります。その内訳は、建設改良費を2,068万5,000円減額し、企業債償還金に674万2,000円を追加するものであります。 次に、議会の議決を経なければ流用することのできない経費のうち、職員給与費を29億285万3,000円に改めるものであります。 続きまして、議案第35号、平成28年度奥州市一般会計予算であります。 平成28年度の一般会計予算総額は、歳入歳出それぞれ595億780万円であります。前年度当初予算と比較し、1億5,250万円、0.3%の増となりました。 本市の財政につきましては、市税収入の大きな伸びが期待できず、また、地方交付税については、新たな支援策により合併特例終了の減額幅が緩和されるとはいえ、その減少傾向は変わらず、一般財源の確保は極めて困難な状況にあります。さらに、社会保障関係経費や施設の補修・改修経費などが増えており、引き続き厳しい財政運営を強いられるものと予測されます。 このような背景を踏まえ、当初予算の編成に当たっては、行財政改革の着実な推進と協働のまちづくりの定着に努めることを基本的態度として経常経費の抑制や将来負担の縮減を図り、安定的な財政運営の確立を目指すこととしております。 各種計画に位置づけられた事業を確実に予算に盛り込むことはもとより、平成28年度は「希望郷いわて国体」の開催のほか、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に対応した奥州市版総合戦略及び協働のまちづくり第2ステージがいずれも初年度の大切な年であることから、それら重要課題にもしっかりと対応した予算を編成したものであります。 まず、歳入の主なものをご説明いたします。 1款市税は、127億4,351万4,000円を見込んでおり、前年度に比較し1億2,689万4,000円、1.0%の増、2款地方譲与税は7億2,965万9,000円で、66万7,000円、0.1%の増、6款地方消費税交付金は20億4,901万2,000円で、1億3,786万2,000円、7.2%の増、10款地方交付税は202億3,333万5,000円で、1,575万2,000円、0.1%の増、14款国庫支出金は70億1,776万円で、6億337万1,000円、9.4%の増であります。15款県支出金は55億7,494万2,000円で、1億3,790万4,000円、2.4%の減であります。18款繰入金は9億3,958万6,000円で、3億839万5,000円、48.9%の増、20款諸収入は16億3,183万6,000円で、130万1,000円、0.1%の増であります。21款市債は58億560万円で、11億5,120万円、16.5%の減を見込んでおります。 次に、歳出の主なものを目的別にご説明いたします。 1款議会費は、議員報酬などで2億5,182万円、2款総務費は、総務管理費54億7,151万6,000円、徴税費7億621万4,000円などで64億2,438万円、3款民生費は、社会福祉費85億4,977万5,000円、児童福祉費78億3,889万7,000円などで177億1,965万8,000円、4款衛生費は、保健衛生費34億7,937万4,000円、清掃費14億1,074万2,000円などで、50億8,730万1,000円、5款労働費は7,002万2,000円、6款農林水産業費は、農業費などで47億1,931万6,000円、7款商工費は18億8,143万円、8款土木費は、道路橋りょう費20億4,614万3,000円、都市計画費21億9,831万7,000円などで、49億7,849万円、9款消防費は16億9,410万9,000円、10款教育費は、小学校費7億6,823万円、中学校費31億2,047万8,000円、保健体育費22億7,848万円などで、82億7,291万1,000円、11款災害復旧費は788万7,000円、12款公債費は83億5,047万6,000円であります。 次に、歳出を性質別にご説明いたします。 人件費、扶助費、公債費の義務的経費は269億498万2,000円で、3億7,446万8,000円、1.4%の増であります。投資的経費は67億6,242万7,000円で、14億7,580万7,000円、17.9%の減であります。その他の経費は258億4,039万1,000円で、12億5,383万9,000円、5.1%の増であります。 債務負担行為につきましては、医師養成奨学金の貸し付けや排水設備改造融資資金の利子補給などについて債務を負担しようとするものであります。 次に、地方債についてでありますが、臨時財政対策債のほか、道路整備事業、義務教育施設整備事業などの財源に充てるため、58億560万円を限度に起債しようとするものであります。 一時借入金につきましては、借り入れの最高額を50億円と定めるものであります。 続きまして、議案第36号、平成28年度奥州市国民健康保険特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、事業勘定については歳入歳出それぞれ141億1,859万6,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款国民健康保険税は21億9,823万4,000円、4款国庫支出金は28億6,947万7,000円、5款療養給付費等交付金は3億7,054万1,000円、6款前期高齢者交付金は33億493万8,000円、7款県支出金は7億2,941万4,000円、8款共同事業負担金は30億268万9,000円、10款繰入金は12億4,275万9,000円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、1款総務費は8,271万2,000円、2款保険給付費は81億3,978万1,000円、3款後期高齢者支援金等は16億3,001万1,000円、6款介護納付金は7億5,152万7,000円、7款共同事業拠出金は32億9,442万7,000円、8款保健事業費は1億3,043万7,000円であります。 一時借入金につきましては、借り入れの最高額を3億円と定めるものであります。 次に、直営診療施設勘定は、江刺区の4診療所の運営経費で、その予算総額は歳入歳出それぞれ4,461万5,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款診療収入は392万1,000円、3款国庫支出金は850万7,000円、4款繰入金は757万2,000円、6款市債は2,460万円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、1款総務費は847万8,000円、2款医業費は229万5,000円、3款施設整備費は2,877万5,000円、4款諸支出金は456万7,000円であります。 一時借入金につきましては、借り入れの最高額を1,000万円と定めるものであります。 続きまして、議案第37号、平成28年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、歳入歳出それぞれ11億4,237万9,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款後期高齢者医療保険料は7億6,625万4,000円、3款繰入金は3億7,442万円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、2款後期高齢者医療広域連合納付金は11億1,484万8,000円であります。 続きまして、議案第38号、平成28年度奥州市介護保険特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、保険事業勘定については歳入歳出それぞれ114億3,471万1,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款保険料は21億228万9,000円、3款国庫支出金は29億8,280万円、4款支払基金交付金は31億1,580万4,000円、5款県支出金は16億257万2,000円、7款繰入金は16億2,898万2,000円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、1款総務費は1億5,230万5,000円、2款保険給付費は111億84万6,000円、3款地域支援事業費は1億7,402万円であります。 一時借入金につきましては、借り入れの最高額を3億円と定めるものであります。 次に、介護サービス事業勘定の予算総額は、歳入歳出それぞれ1億6,944万8,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款サービス収入は7,042万8,000円、2款繰入金は8,914万7,000円、4款諸収入は987万2,000円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、1款総務費は1,234万2,000円、2款サービス事業費は7,049万1,000円、3款公債費は8,611万5,000円であります。 一時借入金につきましては、借り入れの最高額を500万円と定めるものであります。 続きまして、議案第39号、平成28年度奥州市簡易水道事業特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、歳入歳出それぞれ1億5,211万5,000円であります。主な減額の理由は、胆沢区内及び衣川区内の各簡易水道事業を水道事業会計に統合したことによるものであります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款事業収入は、水道料金等2,760万7,000円、2款繰入金は、一般会計繰入金等9,450万4,000円、5款市債は3,000万円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、1款施設管理費は、一般管理費及び施設維持管理費で6,681万4,000円、2款施設整備費は、工事請負費等4,095万1,000円、3款公債費は4,415万円であります。 地方債につきましては、簡易水道事業に充てるため、3,000万円を限度に起債しようとするものであります。 一時借入金につきましては、借り入れの最高額を5,000万円と定めるものであります。 続きまして、議案第40号、平成28年度奥州市下水道事業特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、歳入歳出それぞれ35億8,988万6,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款使用料及び手数料は8億6,253万円、2款分担金及び負担金は6,973万円、3款国庫支出金は2億2,000万円、4款繰入金は、一般会計繰入金で10億7,642万9,000円、7款市債は13億5,850万円であります。 次に、歳出でありますが、1款公共下水道費は、公共下水道事業費などで15億5,805万4,000円、2款特定環境保全公共下水道費は、特定環境保全公共下水道管理費などで4,931万4,000円、3款都市下水路費は331万6,000円、4款公債費は19億7,920万2,000円であります。 債務負担行為につきましては、排水設備改造資金融資利子補給及び固定資産調査並びに固定資産評価業務について、債務を負担しようとするものであります。 地方債につきましては、下水道事業の財源に充てるため、13億5,850万円を限度に起債しようとするものであります。 一時借入金につきましては、借り入れの限度額を15億円と定めるものであります。 続きまして、議案第41号、平成28年度奥州市農業集落排水事業特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、歳入歳出それぞれ14億1,499万2,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款使用料及び手数料は1億9,560万9,000円、2款分担金及び負担金は126万4,000円、3款国庫支出金は1,300万円、4款繰入金は、一般会計繰入金で7億4,771万6,000円、7款市債は4億5,740万円であります。 次に、歳出でありますが、1款施設管理費は2億6,934万2,000円、2款施設整備費は2,630万円、3款公債費は11億1,935万円であります。 債務負担行為につきましては、排水設備改造資金融資利子補給及び固定資産調査並びに固定資産評価業務について、債務を負担しようとするものであります。 地方債につきましては、農業集落排水事業の財源に充てるため、4億5,740万円を限度に起債しようとするものであります。 一時借入金につきましては、借り入れの最高額を5億円と定めるものであります。 続きまして、議案第42号、平成28年度奥州市浄化槽事業特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、歳入歳出それぞれ3億6,414万9,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款使用料及び手数料は1億5,423万円、2款分担金及び負担金は1,148万1,000円、3款国庫支出金は3,844万5,000円、4款繰入金は、一般会計繰入金で4,459万円、7款市債は6,540万円であります。 次に、歳出でありますが、1款施設管理費は1億9,268万6,000円、2款施設整備費は1億1,533万6,000円、3款公債費は5,612万7,000円であります。 債務負担行為につきましては、排水設備改造資金融資利子補給について債務を負担しようとするものであります。 地方債につきましては、浄化槽事業の財源に充てるため、6,540万円を限度に起債しようとするものであります。 一時借入金につきましては、借り入れの最高額を1億円と定めるものであります。 続きまして、議案第43号、平成28年度奥州市バス事業特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、歳入歳出それぞれ1億1,733万1,000円であります。 まず、歳入でありますが、1款使用料及び手数料は1,866万1,000円、2款繰入金は5,733万8,000円、3款諸収入は13万2,000円、4款市債は4,120万円であります。 次に、歳出でありますが、1款市営バス運行費は1億1,588万8,000円、2款公債費は144万3,000円であります。 地方債につきましては、バス整備事業の財源に充てるため、4,120万円を限度に起債しようとするものであります。 続きまして、議案第44号、平成28年度奥州市米里財産区特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、歳入歳出それぞれ1,411万5,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款県支出金は、広葉樹林再生実証事業補助金などで874万9,000円、2款財産収入は、立木売り払い収入などで428万円、3款繰入金は108万5,000円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、1款総務費は、一般管理事務費、造林事業費、基金積立金で1,401万5,000円であります。 続きまして、議案第45号、平成28年度奥州市水道事業会計予算であります。 奥州市の水道事業は、市民生活に欠くことのできない水道水を安定的に供給するため、中央監視装置による24時間監視を行い、漏水事故等には昼夜を分かたずいち早く対応するなど施設の維持管理に努めるとともに、胆沢ダムからの本格受水に対応した施設整備に加え、老朽管更新事業を実施するなど、安心・安全な水の安定供給に努めているところであります。 また、平成26年12月定例会においては、今後も増え続ける老朽施設の更新事業などの維持的経費に対応するため、奥州市水道事業料金条例の改正を行い、平成27年4月検針分からの水道料金を平均5.2%、値上げ改定したものであります。 しかしながら、人口の減少や大口使用者であった事業所の倒産など、依然、水道事業を取り巻く環境は厳しいものとなっております。 平成28年度の予算編成に当たっては、こうした状況を踏まえ、水道水の安定供給を図るとともに、胆沢区内と衣川区内の各簡易水道事業を統合し、経営の合理化を図り、業務の包括的民間委託の継続及び建設改良事業の精査により、より一層の経費節減を目標に調製しました。 まず、業務の予定量につきましては、給水戸数4万3,695戸、年間総配水量1,435万8,000立方メートル、一日平均配水量3万9,336立方メートルを見込んでおり、主要な建設改良事業の創設事業については6億4,913万6,000円を見込んでおります。 次に、予算額でありますが、収益的収入及び支出については、収入総額は32億2,258万6,000円を見込みました。その内訳は、営業収益24億3,117万2,000円、営業外収益7億9,027万1,000円、特別利益114万3,000円であります。 これに対し、支出総額は31億5,886万6,000円を見込みました。その主な内訳は、営業費用27億3,304万5,000円、営業外費用3億7,024万6000円、特別損失5,341万5,000円であります。 次に、資本的収入及び支出でありますが、収入総額は13億8,585万6,000円を見込みました。その主な内訳は、企業債7億3,520万円、出資金4億4,167万4,000円、補助金1億7,160万円、負担金3,738万円であります。 これに対し、支出総額は25億7,904万5,000円を見込みました。その主な内訳は、拡張事業費などによる建設改良費16億6,403万1,000円、企業債償還金9億1,501万4,000円であります。 この結果、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額11億9,318万9,000円は、過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額並びに建設改良積立金をもって補填しようとするものであります。 次に、特例的収入及び支出でありますが、これは胆沢区内と衣川区内の各簡易水道事業の統合に伴い、平成27年度末日時点での未収金及び未払い金を当水道事業会計で引き継ぐことから、見込まれる債権878万4,000円、債務2,849万6,000円をそれぞれ計上しております。 企業債につきましては、創設事業等の事業費に充てるため、総額で7億3,520万円を限度に起債しようとするものであります。 そのほか、一時借入金の限度額を2億円、議会の議決を経なければ流用することのできない経費について、職員給与費を2億3,204万8,000円、交際費を10万円とするものであります。 また、他会計からの補助金につきましては、4億6,006万3,000円、たな卸資産の購入限度額につきましては、2,968万5,000円とそれぞれ定めるものであります。 続きまして、議案第46号、平成28年度奥州市病院事業会計予算であります。 奥州市の病院事業は、総合水沢病院、まごころ病院、前沢診療所、衣川診療所及び衣川歯科診療所を運営し、これらの病院等について経済性を発揮するとともに、市民の健康保持に必要な医療を提供するため、一体的な経営並びに機能分担及び連携強化を図っているところであります。引き続き、医師確保を初め医療体制の充実に取り組み、医業収入の確保を図るとともに、経費の節減に努めることにより、健全な経営と医療の質のさらなる向上を目指してまいります。 以下、平成28年度予算についてご説明申し上げます。 まず、業務の予定量でありますが、5施設合わせまして、病床数は一般病床231床、感染症病床4床の合計235床で運用してまいります。入院患者数は年間6万4,203人、一日平均にして175.9人、外来患者数は年間18万1,210人、一日平均にして775.0人を見込んでおります。建設改良計画については、資産購入費を7,311万5,000円、施設整備費を837万5,000円とするものであります。 次に、予定額でありますが、まず、収益的収入及び支出につきましては、収入総額を52億5,088万3,000円とし、その主な内訳は、医業収益が入院収益や外来収益などで41億5,379万2,000円、医業外収益が負担金・交付金などで10億9,708万1,000円であります。 これに対し、支出総額は54億4,852万1,000円で、うち給与費、材料費及び経費などの医業費用は53億8,929万7,000円であります。 また、医業外費用は5,261万7,000円で、その主なものは企業債の支払い利息であります。そのほか、特別損失は450万7,000円、予備費として210万円を見込んでおります。 次に、資本的収入及び支出につきましては、収入総額を1億4,269万4,000円とし、その主な内訳は、出資金1億3,362万3,000円であります。 これに対し、支出総額は2億3,685万7,000円で、その内訳は、資産購入費などの建設改良費が8,149万円、企業債償還金が1億5,536万7,000円であります。 これにより、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額9,416万3,000円は、過年度分損益勘定留保資金で補填するものであります。 企業債につきましては、医療機器整備事業の事業費に充てるため、総額で450万円を限度に起債しようとするものであります。 そのほか、一時借入金の限度額を4億円、議会の議決を経なければ流用することのできない経費について、職員給与費を31億973万1,000円、交際費を93万5,000円とするものであります。 また、たな卸資産の購入限度額につきましては、8億9,562万9,000円と定めるものであります。 続きまして、議案第47号、平成28年度奥州市国民宿舎等事業会計予算であります。 奥州市の国民宿舎等事業は、利用者に健全な休養と娯楽を提供するため、国民宿舎サンホテル衣川荘の運営を行うものであります。 以下、平成28年度予算についてご説明申し上げます。 まず、業務の予定量でありますが、宿泊利用者は2万4,750人、休憩利用者は2万3,650人、自転車利用者は30人、HOKUTEN利用者は6,160人を見込んでおります。 次に、予算額でありますが、まず、収益的収入及び支出につきましては、収入総額を2億9,970万4,000円とし、うち営業収益は利用収益、売店収益などで2億9,728万円、営業外収益は雑収益などで242万4,000円であります。 これに対し、支出総額は2億9,192万5,000円で、うち施設経営費、減価償却費などの営業費用は、2億8,299万1,000円であります。 また、営業外費用は863万4,000円で、その内訳は全額が消費税であります。 そのほか、予備費として30万円を見込んでおります。 次に、資本的収入及び支出につきましては、支出総額を1,426万3,000円と見込んでおり、その内訳は全額が建設改良費であります。 これにより、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額1,426万3,000円は、過年度損益勘定留保資金で補填するものであります。 そのほか、一時借入金の限度額を1億円、議会の議決を経なければ流用することのできない経費について、職員給与費を9,495万9,000円、交際費を25万2,000円とするものであります。 また、たな卸資産の購入限度額につきましては、8,539万円と定めるものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおりご議決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤修孝君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案47件の審議は後日行うことにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。議案調査等のため、明2月27日から2月29日までの3日間、休会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤修孝君) ご異議なしと認めます。よって、2月27日から2月29日までの3日間、休会することに決しました。 次の会議は3月1日午前10時から開くことにいたします。 本日の会議はこれをもって散会いたします。 ご苦労さまでした。               午後1時56分 散会...